史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

城山 Ⅱ

2008年10月22日 | 鹿児島県
私学校跡を城山方面に上って、鹿児島本線を過ぎて右折すると西郷南州終焉の地である。ここに立つと西郷の最期が結像する。


南洲翁終焉之地碑
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城山 Ⅰ

2008年10月22日 | 鹿児島県
城山展望台から眺める桜島は美しい。鹿児島県人ならずとも感嘆の声を上げるであろう。西郷らは、死ぬまでに一目桜島の雄姿を拝みたい、という一心で官軍の攻めを凌ぎ、悪路を歩き続けて鹿児島まで帰って来たのかもしれない。


城山展望台から桜島を臨む

 駐車場の一角から階段を上ると「ドン広場」と呼ばれる空間に至る。この場所には明治三十年(1897)以来、正午を報せる空砲を撃つ大砲が置かれていたため「ドン広場」と称される。この広場を抜けた木陰に「明治十年戦役薩軍本営跡」と記された碑が、忘れられたように建っている。可愛岳突囲後、山中を進軍して鹿児島に戻ってきた薩軍は、官軍の包囲を突破して城山に陣取った。本営を置いたのが、この場所である。


明治十年戦役薩軍本営跡

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