史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

越前

2018年10月19日 | 福井県
(天王陣屋跡)
 滋賀県下(彦根市や米原市)の史跡回りに予想外に手間取り、越前町に到着したのは午後四時前であった。この日は夕刻高校時代の同窓と福井駅前で飲むことになっていたので、ほとんど時間はなかった。それまでに可能な限り越前町と鯖江市、福井市内の史跡を訪ねることにした。


西尾藩 天王陣屋跡

 平成十七年(2005)に旧越前町、朝日町、織田町、宮崎町が合併して越前町が生まれた。最初に訪問した天王陣屋のあった場所は、旧朝日町に属している。


西尾藩 天王陣屋跡

 天王陣屋は、明和元年(1764)六月、出羽山形藩主松平和泉守乗佑が大阪城代に任じられ、領地を三河国西尾に転封させられるに伴い、総石高六万七千石のうち、当時天領であった越前の丹生郡、南條郡、坂井郡、合わせて七十二ヵ村の分封地三万七千石も西尾藩の所領となり、越前藩領統治のためこの場所に陣屋が置かれることになった。代官以下二十余名が西尾から赴任して統治に当たった。以来、明治四年(1871)までの百七年にわたり、西尾藩天王陣屋は存続した。今も、越前町と西尾市は友好都市提携を結んでいる。

(実相寺)


実相寺

 実相寺には越前で死亡した十四名の西尾藩士の墓がある。


西尾藩士の墓
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 彦根 Ⅴ | トップ | 鯖江 Ⅱ »

コメントを投稿

福井県」カテゴリの最新記事