『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団ステージドア・振り付け

2014年03月23日 | Weblog

昨日、一日お休みが入って、今日はまた芝居の稽古。

今日から振付が始まりました。
劇中に入る楽曲は、フィナーレに唄う『ショウビジネス』以外は毎年、オリジナル。
今回は冒頭シーンで、男性陣の唄から始まります。

男性陣の唄は、振付と言ってもダンスと言う類のものではなく、
動きながら芝居をして唄うと言った感じ・・・・・
おじさん達に、振り付けなどしても100%出来ないので、こうなります・・・・

以前の日記に書いたとおり、おじさん軍団のメンバーはとにかく覚えが悪い。
なんと言っても、僕が一番うまいんだからそのレベルはお解りでしょう・・・・

まずは作曲家の片野先生から、唄の指導・・・・
一人で唄えないおじさんが2名。
いつも僕に『口パクが上手いなぁ・・・・』
とからかわれるIさんは、珍しく先生に褒められた。
と言っても、『いつもに比べて・・・・』という前書きがあるのです。
それでも、Iさんは『今日は先生に褒められちゃったよ・・・・』と僕に言うので
『そんなに上手く口パク出来たんだ・・・・凄いね』

もう一人のおじさんWさんは、Iさんとは逆で口が開かないから相変わらず活舌が悪い。
オマケに、唄を覚えてきていないから誰かの唄に着いてくる。
当然、出遅れるので僕が睨みを効かせると
『えへへ・・・・』と、言ってごまかす・・・・

もう一人厄介なオペラおじさんは、遅れて唄い出して、後ろを妙なビブラートで伸ばす。
そして、とにかく大声で自分の唄に酔っちゃうタイプ・・・・
バンドで、周りとのバランスを無視して、エレキギターのボリュームを目一杯上げて
自分だけ満足する演奏をするタイプです。
その上、チューニングやリズムが合っていない・・・・ご想像いただけますか?

そしてもう一人は、一番苦手なタイプ。
声楽をやっていて、音楽には詳しくて、譜面がきちんと読めるのは良いのだけれど
この御仁も、オペラおじさんと同じような、妙なビブラートがかかった唄い方をする。

そして、このおじさん達が振付を全く覚えない。
僕を中心に左にいる二人が右手を、右にいる二人が左手を重ねて
いわゆる『エイエイオー』みたいな形になって、みんなで正面を見る処があるんだけれど、
僕の右にいるIさんは、何故か僕の方を向いている・・・・・

『Iさん・・・・右手じゃねぇよ、左手・・・・・こっち向くなよ』
『耳元で、違うメロディーが聞こえる』とIさんをいじめる僕。

Wさんは、動きをすぐに忘れて、僕に睨まれる。
また『えっへっへ・・・・』
『えっへっへ・・・・じゃねぇよ!』と僕・・・・・

こんな感じで、たった2分弱の曲に2時間も振付に時間を割いてしまった。
振付の河岡先生も途中から『出来た事にします・・・・』と、半ば折れかかっていたし、
その間、待っている女性陣の方から、何やら冷たい視線が・・・・・
とはいえ、とにかく一曲の振付が終わった。
悪ガキ役の僕が
『次回までに練習して来いよ!』
と、おじさん達に言って発破をかけるのでありました。

 


写真は2012年公演『今夜はホテル・エミリアで』のシーンです。

コメント
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