『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『後継者育成』

2014年03月04日 | Weblog

最近、定年後の事を良く考えるようになった。

今、会社に居て何が楽しいのかって言うと『後継者育成』。
それ以外に、自分の手を煩わせてやる仕事には全く興味がない。
かと言って、若手を育成するには一緒に仕事と向き合わないとならないから
そう云う意味では、自分が率先して手を動かす部分が多くなる。
頭の中でそんな矛盾した事を、整理しながらやるのも面白い。

ところが、会社は後継者を育てて欲しくないのか?
若手を僕から引き離すような事ばかりする。

近頃は会社でボケっと過ごしている事にも飽きちゃったので、
実験室に行って、自分の興味がある部分の実験をやっているのだけれど
そうやって何かを始めると、弟子が寄って来る。
本当は、僕がやっている事を弟子に経験して貰いたいんだけど、
そう云う事が大事だって、組織が思って居ないのだから仕方がない。

人を育てる・・・・って言うのは、本当に面白い。
最初はある程度のレールを敷いてやる。
まだ、何も解らないうちに、そのレールに取りあえず載せてやる。
もちろん、行き先は途中で分岐点がある事も想定して居るけれど、
その子が最終的に何処に行き着くのかも楽しみの一つ。

自分が描いていた方向に進むようにうまく誘導するのも一つ。
途中で、自分の考えを持って全く違う方向へ舵を切ったら、
それはそれで見守って、出来る限りの支援をしてやる。

そう云う意味で自分の子供を育てるのと、凄く良く似ていると感じる。

会社に『弟子』と思っている若手が二人いる。
一人はもう、弟子から脱して、僕などはとうに越えて、独り立ちしている。
もう一人は現在進行中。
それと弟子ではないが、育ててきた女性が一人。
何も知らない設計部署に配属になって、僕の手足になってくれるように
電気系のCADのオペレーションや、機械系の3DCADを覚えさせて、
なおかつ電気系のシミュレーションのモデリングをやらせて、
頼んでおけば、翌日にはシミュレーションの結果を出してくれるほどになった。

自分を追い越して行く人間を何人作れるか?
僕の会社人生はそんな事を考えながら、いままでやってきたのだが
近頃は、そう云うことを真面目に考えていない人ばかりで
『会社に居る意味』がぼやけて来てしまった。

あと2年。
『あの人と一緒に仕事が出来て良かった』と思ってくれる人が、何人いるか?
それだけが、会社に居続ける楽しみになっちゃった。

コメント
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