千葉県の房総半島は、おおざっぱにいうと、
館山市が東京湾側の内房。鴨川市が太平洋の外房。
太平洋の外房(そとぼう)は、日の出が見れて、
東京湾の内房(うちぼう)は、富士に沈む日の入り。
館山にある千葉県立安房高等学校「創立八十年史」(昭和58年3月1日)に
校歌にまつわるこんなエピソードがありました。
「岡本(作次郎)先生の思い出については数々ありますが、
其の内の一つ、私共3年か4年(大正4年)の暑中休暇に
家庭訪問に見えられて鴨川に一泊せられ、
翌朝早く起きて海岸に出て遥か太平洋の彼方から
燦々たる光芒を放って躍り昇る日の出を拝し感激して草稿を練り
『 晨(あした)旭日を太平の・・・ 』の校歌を発表されました。
先生はその後その時の感激を目を細くして
ドジョウひげをなぜながら、にこやかに語られた温容は、
今でもはっきり瞼に浮んで来ます。」(p178)
その校歌はどのようにはじまっていたか
旧校歌 作詞 岡本作次郎(安房中教諭)
晨(あした)旭日(あさひ)を太平の
洋(うみ)の彼方に迎へ出で
夕 、夕陽を東海の
富士の高嶺に送り入る
ああ 美はしの安房の国
ああ 懐しの安房の国
はい。これが一番で四番までありましたが、
さて、どのような曲で歌われていたのかがわかりません。
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