今日届いた詩集があります。
送っていただいた詩集です。
簡単に読めるので、ありがたい。
余白部分が、短い言葉で、キュッとひきしまっているような錯覚を味わえてうれしく読めました。
余白といえば、お豆腐の白を連想します。
ニガリをいれてから固まるまでの時間。
そういえば、詩集の二番目に「豆腐屋のおやじ」と題する詩がありました。
・・・・・
豆腐屋の白いタイルの水槽には
いつも井戸水が溢れ
底には真っ白い豆腐が沈んでいた
無口なおやじは仕事が終わると
自分の作った豆腐の上に
かつお節とねぎをのせて食べる
・・・・・・
女房は今日の豆腐の売り上げを
とやかく口にする
口下手なおやじは腹を立てる
そんな時そばにある笊(ざる)を投げる
しばらく静かな時間が過ぎる
さて、詩集の余白の白に沈んでいる数行の言葉に
詩人は何をのせて食べるのでしょうね。
もう一つ、これは詩集の題名でもある詩を引用してみます。
やせ我慢
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
大切にしている人はいるか
その人の話をいつまでも聞け
そんなときは上等なコーヒーを注文するとよい
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
風のざわめきに心を留めて
けやきの若葉の下を歩け
そんなときはよい靴を履くとよい
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
よいことだってある
やせ我慢といえば、ハードカバーで
庄司進の詩集の定価は1000円。
バーコードもないので、普通では買えないみたいです。
送っていただいた詩集です。
簡単に読めるので、ありがたい。
余白部分が、短い言葉で、キュッとひきしまっているような錯覚を味わえてうれしく読めました。
余白といえば、お豆腐の白を連想します。
ニガリをいれてから固まるまでの時間。
そういえば、詩集の二番目に「豆腐屋のおやじ」と題する詩がありました。
・・・・・
豆腐屋の白いタイルの水槽には
いつも井戸水が溢れ
底には真っ白い豆腐が沈んでいた
無口なおやじは仕事が終わると
自分の作った豆腐の上に
かつお節とねぎをのせて食べる
・・・・・・
女房は今日の豆腐の売り上げを
とやかく口にする
口下手なおやじは腹を立てる
そんな時そばにある笊(ざる)を投げる
しばらく静かな時間が過ぎる
さて、詩集の余白の白に沈んでいる数行の言葉に
詩人は何をのせて食べるのでしょうね。
もう一つ、これは詩集の題名でもある詩を引用してみます。
やせ我慢
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
大切にしている人はいるか
その人の話をいつまでも聞け
そんなときは上等なコーヒーを注文するとよい
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
風のざわめきに心を留めて
けやきの若葉の下を歩け
そんなときはよい靴を履くとよい
ものほしい顔をするな
やせ我慢を愛せ
よいことだってある
やせ我慢といえば、ハードカバーで
庄司進の詩集の定価は1000円。
バーコードもないので、普通では買えないみたいです。