映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画 マッカーサー

2008-06-09 07:16:46 | 映画(洋画 89年以前)
日曜日は朝から2本映画を見た。夕方から家族で食事に行ったりしたが、基本的には相変わらず歴史と映画の休日である。
映画は「マッカーサー」と「ジャンヌダルク」である。

「マッカーサー」はグレゴリーペック演ずるマッカーサーが、1942年のフィリピン戦線で日本軍に制空権を奪われ、オーストラリアに退却するところから始まる。再度フィリピンの日本軍を陥落し、日本占領、朝鮮戦争のときに時の大統領トルーマンとの意見の対立で解任されるまでを描く。
グレゴリーペック主演の作品は、40年代から50年代までのばかりを見ているので、77年のこの作品ではずいぶんと年をとったなあという印象

戦後日本を統治するにあたり、ソ連による北海道分割を意地でも許さなかったこと、天皇が戦犯となるのを逃れさせたこと、極右に傾いていた日本を若干左寄りの政策でもってバランスを取らそうとしたことなど、マッカーサーがいなかったら日本は大きく変わっていたであろうと想像する。

上司(大統領)のいうことを聞かず、好き勝手にやるというのがこの映画でも良くわかるが、逆にいうと好き勝手やってもらったからわれわれも助かったのかもしれない。朝鮮戦争もあの時点で解任されなければ、世界も大きく変わっていたと思う。

コメント
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