映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

「タロットカード殺人事件」 ウディアレン

2008-06-15 07:59:05 | 映画(洋画:2006年以降主演女性)
13日はしんどい仕事があった。
14日は車であちらこちらへといった。バイオリズム的には決して良くはない。
なんとか回復せねば。。。

「タロットカード殺人事件」をみた。大好きなコンビの作品だけにロードショーで見るつもりだったが、ようやく見れた。

ジャーナリスト希望の学生スカーレットヨハンソンが、ウディアレン演ずる奇術師のマジックショーを見に行って、からくりショーで舞台に上がる。ボックスに入ったら突然亡霊が出てくる。それはジャーナリストのジョーである。彼はうわさで持ちきりのタロットカード殺人事件の犯人は富豪のピーター伯だと告げて消える。

タロットカード殺人事件とは何かネットと調べて、ウディも仲間に巻き込んで、そのピーター伯に近づこうとする。ピーター伯が社交クラブのプールに現れることを知り、彼女もプールに入り、わざとおぼれて彼の気を引こうとする。魅力的な彼女は彼に誘われて、彼の主宰するパーティーに行く。それと同時に彼に引かれていくが、彼の周りを調べることも忘れない。
いくつかのカギを軸に真相と迫ろうとするが、話が意外な展開へと進んでいく。

前作「マッチポイント」同様ロンドンが舞台である。ウディもさぞかしロンドンが気に入ったようだ。階級社会である英国での、貴族社会の生活をもうまく映し出している。イングリッシュガーデンの美しさ、ロンドンでの高級な生活も前作よりも映し出されている。ピーター伯を演ずるヒューもいかにも現代的英国紳士という感じでまったく適切な配役である。

スカーレットも実にうまい。ウディアレンとの掛け合いは漫才を思わせる軽快さで、若くして演技の水準がきわめて高いことがわかる。二人の相性もいいのであろう。展開も速く、無駄もなく90分強を一気に駆け抜ける。
トークしている二人を歩かせながらカメラで追う撮影スタイルは、まさにアレンの得意技。70年代のダイアンキートンよりもなぜか相性のいいコンビのように感じる。

まだまだアレンはがんばるのであろうか?

コメント
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