映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

忙しかったなあ

2009-03-30 20:52:16 | Weblog
送別会の嵐で先週は疲れた。
かなり飲んだ。しかも年度末なので仕事も落ち着かない。
みんながんばっているけれど。。。
先週は月曜所沢、火曜浦和、木曜も浦和だった。全部送る人のため
本当はもう少し送る人もいるけれどこのくらいにしておかねば
土曜日は酒を飲まない人と一緒に浦和別所沼近くの「萬店」といううなぎやへ
交通の便を考えてそこにしたが、明らかに浦和駅近「満寿屋」や「山崎屋」よりおちる。それでも喜んでもらったからよかった。
それで良しとせねば。。。。。

今日は部下連中の昇格の辞令が出る日だ。
びっくりするくらいの飛び級もあれば、何であがらないの?
というのもある。こちらの推薦はほぼ通ったが、ダメなのもある。
それがつらい。だから今日は気持ち的にせつない。
家でシコシコのむことにした。全員うまくいっていれば飲みにいったんだけど

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赤線地帯  溝口健二

2009-03-30 20:38:55 | 映画(日本 昭和34年以前)
溝口健二監督の最終作である。
色っぽい題名であるが、「売春防止法」成立施行前の最後の赤線の状況を描く
男と女の肉体の絡みというよりも、本意でなく吉原で働かざるを得なくなった女たちの悲しみを描く社会派の作品である。京マチコ、若尾文子、木暮美千代、三益愛子の主演級が娼婦を演じる。

まず最初に浅草の風景が出てくる。戦後10年たってすこしづつ復興しつつある中、焼け跡の残痕がまだ残る画像である。
吉原赤線の進藤英太郎、沢村貞子夫妻が経営する遊郭には神戸からの流れ不良娘京マチコ、父親が会社の疑獄で200万の借金をつくったまま小菅に入ったという若尾文子、結核の旦那と生まれたばかりの子供がいる木暮美千代、田舎に残してきた病人のために働きながら上京して工場で働く息子との同居を夢見る三益愛子などがいる。
神戸から父親が上京して連れ戻そうとされる京マチコ、結婚するよと男をだまして30万お金を巻き上げる若尾文子、家賃遅れて貧しさのどん底でさまよう木暮美千代、三益愛子は息子から絶縁を言い渡される。。。。

いずれもつらそうだ。精一杯生きている人たちが多かった時代なのであろう。職業安定所へ行っても安月給で5000円がいいとこ
そんな中、赤線では1回あたり1500円といっていた。現状との比較では10倍強で考えるとちょうどいいのか??
身体売らないと亭主養ったり、送金したり、借金返したり何もできないと世論が売春防止に動く中、溝口監督は娼婦たちをかばっているような気がする。結局彼は売春防止法成立以降の世界を知らないままなくなってしまう。

昭和30年といえばまだまだ日本は貧しくつらい状況である。
赤線に育っていない世代からすると、娼館の中も風情を感じさせる。
セット撮影だと思うが、当時の状況が良くわかっておもしろい。

女性陣では、京マチコの肉感的な身体は非常に魅力的だがからみはない。若尾文子は増村監督とのコンビの方がドキッとする場面がおおいかも?最近のキャバクラ嬢と同じのりで自分の不幸をいいながら男から金をせびりまくる
女が男をだます基本線はいつの時代も変わらないんだろうなあ。
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