映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

4年目の雑感1

2011-06-24 05:11:07 | Weblog
横浜に行った。神奈川は会社の施設もあり、小田急にはのる事が多い。東海道線は久しぶりだ。
横浜駅を降りると、昔を思い出す。崎陽軒のシュウマイの売り子がいなくなって久しい。
子供のころは横浜駅ホームで売り子からシュウマイを買うのが楽しみだった。そこでシュウマイを買って腰越の別宅へ行った。
相鉄のショッピングモールの雰囲気は30年以上も大きく変化していない。
大学のとき、練習で平沼体育館によく行ったものだ。練習の後よく飲みに行った。家に帰るのが面倒になってよくいろんな友人の家に行った。自宅と反対方向なのに北鎌倉によく行った。
相鉄線に乗る。昔先輩が宴会芸でいしだあゆみの「ブルーシャトウ」の音楽に合わせて相鉄線の歌を歌っていた。「横浜、平沼橋、西横浜♪。。。希望が丘、三ツ境、瀬谷、大和♪、。。、終点海老名」と歌う歌である。その先輩が先日千葉に異動になって2人で飲んだ。さすがに昔の芸は歌われなかった。

相鉄線沿いの町で仕事を済ませた後、東横線に乗った。武蔵小杉にも用があったのであるが、途中下車して日吉の町を見てみたくなった。日吉も地下ホームとなって久しい。でも降りたことはなかった。
改札を抜けるとそこは駅ビルのようになっていた。以前は線路の上を歩道橋のように反対側と行き来していた。
今は違う。大学の並木を一瞥して、駅の反対側へ行った。高校生がたくさん歩いていた。
当時よく行っていた雀荘のほうへ向かった。すでになかった。それはそうだろう。そしてロータリーを包むお店の中を歩いた。
銀行が妙に支店を出している気がする。銀行は支店を減らす傾向だとおもうが、日吉はそうではない。
知っている店を探した。一軒だけトンカツ屋は自分がいたころにあった。がんばっているようだ。あとは記憶がない。寄っているうちに武蔵小杉に行くのはやめた。その日の仕事は切り上げた。
東横線に乗りながら、30年ほど前の光景がつい昨日のことのようにいくつもいくつも脳裏に浮かんできた。
そして品川の家に向かった。
アジサイがきれいに咲いている。この間もサツキがきれいに咲いていた。母がなくなってから家の花壇の花がきれいに咲くようになった。不思議だ。よくわからない。次から次へと季節ごとに別の花がきれいに咲く。

夏目漱石の「夢十夜」を思い出す。その第一夜に、死にそうな女に「百年たったら迎えに来ますから」と言われて、墓のそばにいる男の話が出てくる。気がついてみたら100年たっていたと。。。そこで白いゆりが咲く場面が出てくる。解釈では白いゆりはその女が自分に会いにきて咲くということが書いてあった。母が生まれ変わったのだろうか?いやそんなことはないと思いながら、異様に伸びきった家の樹木をみた。
父の命日はもうすぐだ。ブログも丸3年たった。
キャロルキングの「タペストリー」を聴きながら時間の流れを思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする