映画とライフデザイン

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映画「マダム・イン・ニューヨーク」 シュリデヴィ

2014-11-12 17:56:09 | 映画(アジア)
映画「マダム・イン・ニューヨーク」は今年公開のインド人女性のニューヨーク滞在記


ロードショーの時からなんとなく気になっていたが、dvdにスル―。早いうちにdvd化してくれて、早速見た。
家族で一人英語ができない主人公が、姪の結婚式でニューヨークに招待される。でも、英語が全くできないので不自由してしまうのに劣等感を感じて、思い切ってマンハッタンの英語初心者向け学校へ行くという話。

ストーリーはなんとなく想像できたが、まったく意外性はなかった。最終場面でインド映画らしく踊りを見せるが、あとはいくつかのエピソードを積み重ねていく展開。ただ、2時間13分というのはちょっと長すぎでは?110分で踊り付きで十分見せられる内容で、編集が弱めの印象を持った。

シャシ(シュリデヴィ)は、2人の子どもと多忙なビジネスマンの夫サティシュ(アディル・フセイン)のために尽くすインドのごく普通の主婦。“ラドゥ”というお菓子を贈答用に販売するほど料理上手な彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。夫からは対等に扱われず、年頃の娘は学校の三者面談に来ることも恥ずかしがる始末。
事あるごとに家族にからかわれて傷つき、やり場のない不満を抱えていた。

そんな彼女にある日、ニューヨークに暮らす姉のマヌ(スジャーター・クマール)から、姪の結婚式を手伝ってほしいとの連絡が入る。家族より一足先に1人でニューヨークへ行くことになったシャシだったが、英語ができないためにカフェでコーヒーすら注文できず、店内をパニックに陥らせてしまう。打ちひしがれた彼女の目に飛び込んできたのは、“4週間で英語が話せる”という英会話学校の広告だった。家族はもちろん、マヌたちにも内緒で通学する決意を固めるシャシ。


学校では、世界中から集まった英語が話せない生徒たちと出会うが、その中には、カフェで失敗した際に助けてくれたフランス人男性ロラン(メーディ・ネブー)もいた。ロランが自分に好意を抱いていることを知ったシャシは、長い間忘れていたときめきに戸惑いながらも、仲間とともに順調に英語を学んでゆくが。。。(作品情報より)

シカゴあたりと比較すると、ニューヨークはいろんな人種がいるところだ。サリーを着飾る女性もそれなりにいるだろう。でも、この主人公はちょっと英語できなすぎ?!こんなものなのかなあ?インドの教育って
英国占領下にあったわけで、日本人に比較すれば、もう少し英語ができると思ったんだけど、第2次世界大戦以降英国への反発で逆に英語教育をやらなくなってしまったのかなあ?

1.娘が通う高校参観日での話
親子面談する神父が英語で話してくる。最初これってニューヨークのシーンと思ってしまった。しかも、友人の母親が英語で話しかけてくる。普通のインド人ではないブルジョアだと思うけど、インタースクール以外の日本の学校でこんなことありえないよね。

2.インド、ニューヨークの大豪邸
最初出てくる豪邸を見て、これってアメリカ?インドどっちなの?と感じてしまう。すごい豪邸だ。日本人でこんな家に住んでいる人は少ない。主人はエリートビジネスマンという設定だが、一体年収はどのくらいもらっているんだろう?子供が通うキリスト系の学校の学費はどのくらいなんだろう?家はどの程度の金額で購入できるんだろうか?と疑問に感じてしまった。ニューヨークの姉の家も豪華である。ニュージャージーかな?ともったが、スゲエ家だ。


3.フランス人との恋
ずいぶんと不自然な設定だなあと感じる。それにしても、コックという彼が昼間に英会話学校通えるのかなあ?
最初に出会ったのが、ファーストフードチェーンで主人公がドジを踏んだあとだった。ここまでやるってくらい主人公を英語音痴にした設定だったけどね。


見てみると、かなり不自然な感じがした。最後のスピーチ、短期間であんな言葉無理でしょう。
姪がスピーチ原稿をしっかり書いて、それを時間をかけてようやくできるという水準じゃないかな?


それでも、最後のダンスはインド映画らしくていい。
相手のアメリカ人男性の親が笑いながら張りきって踊っているのが印象的だった。
コメント
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