映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

高中正義2015年渋谷公会堂ラストライブ2

2015-10-04 11:27:18 | 音楽
高校生の時初めて高中正義のファーストアルバムを聴いた。


サディスティックミカバンドのプレーヤーとしての高中は知っていたが、残念ながらあまりミカバンドの曲には関心が持てなかった。そんな時週刊「プレイボーイ」に新譜紹介みたいな欄があって、高中正義のデビュー作の紹介がされていた。インストゥルメンタルの曲が中心で夏の雰囲気を醸し出すナイスなアルバムがでたという。フュージョンというよりはクロスオーバーと言われていた時代だ。
来日したときは中学生の分際で見に行っているくらいカルロスサンタナも好きで、ジェフべックの「ブロウ・バイ・ブロウ」にはショックを受けた。そんな感じをイメージした。
そうしたら予想を上回る心地良さにショックを受ける。まだこのアルバムを誰も知らなかったので、自慢げにみんなに語りまくり、自分の家で友達と聴いた。夏の雰囲気がなんとも言えずよかった。その後は新しいアルバムがでるのが楽しみ楽しみでしかたなかった。


3回目のMCでは「またMCかよ」とふてくされているような言い方
構成の人がここでMCをやれと指示があるので仕方なくやるなんて雰囲気だ。
観客一体のライブってどういうことだろうと問いかける。高中は小坂忠さんのコンサートがそんな感じだったという。
気がつくと、次から次へと観客が舞台の上に上がっていく。自分もブルースを弾かせてもらったと想い出を語る。

ある意味東京ドームで5万人が一斉にタオル投げをする矢沢永吉のコンサートも観客一体だよねと
ついこの間いったばかりの自分は複雑、そうすると「のってるね!HAHA」と高中がフレーズを口ずさむ。笑うしかない。
自分も高中タオルをグッズとして売ろうかという始末
そういえばグッズ売り場ずいぶん並んでいたけど、いろんなもの売っているんだよね。
開場から開演まで時間がないから買う時間ないよね。ちょっと商売っけないかな

「Ready to fly」のときに、自分も参加型で「hey!」と掛け声を何回もやるんだというとみんなから歓声が上がっていたっけ

そうしているうちに
名曲「AN INSATIABLE HIGH」になってくるとみんなノリノリ
アルバムではリーリトナーとツインギターをやっていたけど、今のサブのギターさんとの掛け合いもいいよ。

そして目ざまし時計の効果音がなって「Early bird」もノッテくるなあ。
このあたりは自分も大学生


まだまだ追いかけていたなあ。

「Ready to fly」になるとおとなしめの観客でも座席をたつ人が多い。
2枚目のアルバムも1枚目のアルバム同様にショックを受けた記憶がある。このロングバージョンが自分の肌にあった。
リズムセクションの安定性がいい。そして参加型のコンサートの公約通り、手をあげる。猪木コールのようだ。いいねえ。



名残惜しそうにいったい退場したあとアンコールに進む。

世間一般に高中の名前が広まるきっかけになったのは「blue lagoon」だろう。
このメロディを最初に聴いた時はこの上ない響きの美しさに感動した。そして頭の中で暗唱できるリードギターのフレーズに「いいね兄貴ー」と言いたくなる。

次は初期の作品を中心にしたメドレー
トウキョウレギーやスウィートアグネスのボーカルソングも含めて、まさに自分にとってのfavoite sonng
非常に気分がよくなる。



もう一曲やるかなと思ったらバラードギターで締める。I remember Cliffordだ。
ストリップ劇場の「かぶりつき」を意識したように、舞台のはじっこに座りギターを弾きはじめる。
観客の目の前だ。
そばからは「いいなあ」「うらやましいな」という女性のささやき声が聞こえてくる。
舞台の片側でやったあと、もう一方でも
かぶりつきに座った人、得したね。

そして全員でお辞儀して終了
本当に大満足!!!オールドファンはみんな満足したでしょう。本当によかった。高中!!ありがとう!!

(参考作品)
 My Favorite Songs 
新作アルバム、カバーが多いけどみんな高中節だよ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高中正義2015年渋谷公会堂ラストライブ1

2015-10-04 10:14:10 | 音楽
高中正義の渋谷公会堂ラストライブに行ってきました。


高校生時代から足かけ38年の高中ファンなので、10月1日は下半期に突入して会社行事もたくさんある日だけど、長年のヒーローのギタープレイを見に行くしかない。最近出たばかりの「MY FAVORITE SONGS」というアルバムの曲も絶対にやるだろうと予測して、しっかり予習をしてからのぞんだけどそれは正解でずいぶんとやってくれた。

雨の降る渋谷公園通りをテクテク歩いていくと、渋谷公会堂に出る。いよいよ解体が決まったようだ。残念だけどしかたない。若い頃はこのあたりは女性同伴でないと歩く気がしなかったが、今はどうでもよくなった。
意外にあっさり会場の中に入れる。矢沢永吉のコンサートとちがい、男性一人で来ている人が目立つ。自分の前の列はほとんどそうだった。矢沢ファンは群がるのを好むけど、高中のファンはサラリーマン風でどちらかというと悶々としていた少年時代をおくった人が多いのかもしれない。
中には女性もいて、テンポの良い曲で踊りまくるようなオバサンもいたけど、レアだな。

6時半すぎてバックバンドがそろい、高中の登場だ。
「MY FAVORITE SONGS」のジャケットにあるグリーンのカラフルなジャケットで登場する。Thunder Stormからスタート、バックバンドも長年定着しているので安定感がある。ヤシの木と夏を思わせる舞台の美術と照明計画はいい感じだ。二曲目何だったかな?
そしてメンバー紹介を朴訥にする。おなじみの連中だ。


MCに入る。苦手なんだろうなあ、ボソボソ話すけど悪くない。
加藤和彦氏からもらったギターだといっている。フェンダーストラトキャスターだよね。
川の向こうから持ってきたなんてシャレかな?

新しい「MY FAVORITE SONGS」の歌が3曲続く。
最初は「Desafinado」ボサノバの帝王アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲をジャズサックスの名手スタンゲッツがカバーしたものを高中節で再カバー
これがいいんだよね。ラテンの香りが心地良い。
日本だと小野リサさんのボサノバで有名かな。

次に同じく「One note samba」同じくアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲だ。
のってるねえ、高中!
おそらく新曲まで予習していない人が少ないので、みんな静かに聴いている。
こっちはノッてたまらない。からだがうずうずする。

おっと次もそうか「Le premier Mars」
宇宙に響くような高中のギターが鳴り響く。美しいメロディラインとラテン系のリズムが最高だ。
今度のアルバムではちょっと前のバージョンよりもテンポを落としている。
その方がいいかもしれない。


MCでは軽井沢で1万円を落とした話をしていた。本当にバカっぱなしだけど
江戸時代、相撲取りは「1年を10日で暮らすいい男」と言われたものだけど、高中もそのくらいしかコンサートやっていないよね。
優雅な暮らしをしているなあという印象をさらにもつ

そして定番の「SAUDADE 」となる。
後ろにもう一人ギターをサブにおいて、ツインギターとしているが、これが音楽の安定感をもたらす。
キーボードもパーカッションも最高でリズムセクションがいいからなおのことギターがひきたつ。

アイスランドのフュージョンバンドであるメゾフォルテの「Garden party」がノリノリで最高
原曲のサックスソロを高中ギター節に編曲して、抜群にかっこいい!!これも新しいアルバムからだ。
この曲ってテレビでバックミュージックによくつかわれている定番だけど意外に曲名知らない人多いと思う。
ブラスの感じがアース・ウィンド&ファイアみたいだからね。

これ↓メゾフォルテの曲
聴いたことあるでしょ



そして自分の大好きな「Alone」
メロディアスなギターソロに身を任せると本当にここに来てよかったと思う。
でも途中頭が混乱したのかとちったよね。でもそのくらいいいよ。



大好きな高中が聴けるんだから。。。

(参考作品)
 My Favorite Songs 
新作アルバム、カバーが多いけどみんな高中節だよ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする