映画「LA LA LAND」を映画館で観てきました。
これは最高!!です。
予想を上回る素晴らしい作品だ。
冒頭から渋滞の高速道路でのミュージカルタッチのシーンでまずは度肝を抜かれる。黒人女性の歌声からから始まって、色彩豊かな衣装で着飾った男女が止まっている車の上でジャンプしながら心地よいテンポの曲で踊りまくる。そこには渋滞の車で待っているライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの主人公たちが映し出される。
冒頭のシーンでうーんいいじゃん!と思っていると俳優を目指すミアの部屋でのシーン。部屋はイングリッドバーグマンの壁紙だ。ポストプロダクションの活躍が抜群で、原色を基調にした色彩設計豊かな空間の中でのリズミカルなシーンが続く。すごくいいじゃんと思っているうちに映画が進み、素晴らしく心地よい時間を過ごせる。
この映画の予告を見たことがある人は多いだろう。こうやって映画を見終わると、それぞれのシーンがうまく加工されて予告編ができていることがわかる。ある意味、この映画の予告編の編集度はずば抜けていると映画を見終わって感じる。
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。
彼の名はセブ(ライアン・ゴズリング)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(作品情報より)
毎回オーディションを落ちまくっている俳優の卵をエマ・ストーンが演じる。同じような俳優仲間とハリウッドの豪邸でパーティをして、プールで大騒ぎ。そんなことしているうちに駐車していた車もレッカー移動、まいったと思って深夜の街を歩くと、一軒のジャズクラブがある。気になりそこに入ると、1人のジャズピアニストが素敵なメロディを奏でているという構図で、2人は出会う。
その時ジャズピアニストであるライアンゴズリングは自分の思うような曲が弾けないことにいらついていた。周りは誰も聞いていないのに、客にゴマするようにクリスマスソングをピアノで弾く。ここでマスター(JKシモンズ)に逆らい、自作のメロディアスな曲を弾き語る。それを聞いていたのがエマストーンだ。でも言うとおりにしないライアン・ゴズリングは「FIRE!!」すなわちクビである。
実はこの2人は渋滞の車で一度出会っていた。そして、このジャズクラブで2人であい、その後エマ・ストーンは俳優たちのパーティでロックの演奏のバックをやっていたライアン・ゴズリングにまた再会するのだ。
恋の始まりはこういう偶然が何度も起こる。実際にもよくあることだ。その出会いを包む心地よい音楽が耳につく。最初にジャズクラブでライアン・ゴズリングが弾くメロディアスな曲が反復される。いろんな場面でアレンジを変え鳴り響く。この反復で主題曲が自分の脳裏に刻み込まれ、ハートが揺さぶられる。そして前半戦から飛ばしていく。その心地の良さにずっと気分がハイテンションになれる。
恋の行方はそんなに単純にはいかない。それもミソだが、脚本はびっくりするほど複雑ではない。ここでは現代ハリウッドの精鋭による色彩設計の良さとすぐれた美術および衣装そしてセンスのいい音楽を思いっきり堪能したい。
これから見る人も多いのでネタバレ的なことは今一度あとで加筆したいが、途中でちょっとだれ気味になった時点から最終につながり、ラストのジャズクラブで始まるシーンが素晴らしい!もしこうあったら?ということなのか、どっちが真実なのか?一瞬戸惑うが、こういうことなのかとわかり妙に涙がこぼれてきた。同性たる男への同情か?そしてそのあとのエンディングロールの間、誰も席を立たなかった。誰もが余韻に浸っていた。
これは最高!!です。
予想を上回る素晴らしい作品だ。
冒頭から渋滞の高速道路でのミュージカルタッチのシーンでまずは度肝を抜かれる。黒人女性の歌声からから始まって、色彩豊かな衣装で着飾った男女が止まっている車の上でジャンプしながら心地よいテンポの曲で踊りまくる。そこには渋滞の車で待っているライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの主人公たちが映し出される。
冒頭のシーンでうーんいいじゃん!と思っていると俳優を目指すミアの部屋でのシーン。部屋はイングリッドバーグマンの壁紙だ。ポストプロダクションの活躍が抜群で、原色を基調にした色彩設計豊かな空間の中でのリズミカルなシーンが続く。すごくいいじゃんと思っているうちに映画が進み、素晴らしく心地よい時間を過ごせる。
この映画の予告を見たことがある人は多いだろう。こうやって映画を見終わると、それぞれのシーンがうまく加工されて予告編ができていることがわかる。ある意味、この映画の予告編の編集度はずば抜けていると映画を見終わって感じる。
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。
彼の名はセブ(ライアン・ゴズリング)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(作品情報より)
毎回オーディションを落ちまくっている俳優の卵をエマ・ストーンが演じる。同じような俳優仲間とハリウッドの豪邸でパーティをして、プールで大騒ぎ。そんなことしているうちに駐車していた車もレッカー移動、まいったと思って深夜の街を歩くと、一軒のジャズクラブがある。気になりそこに入ると、1人のジャズピアニストが素敵なメロディを奏でているという構図で、2人は出会う。
その時ジャズピアニストであるライアンゴズリングは自分の思うような曲が弾けないことにいらついていた。周りは誰も聞いていないのに、客にゴマするようにクリスマスソングをピアノで弾く。ここでマスター(JKシモンズ)に逆らい、自作のメロディアスな曲を弾き語る。それを聞いていたのがエマストーンだ。でも言うとおりにしないライアン・ゴズリングは「FIRE!!」すなわちクビである。
実はこの2人は渋滞の車で一度出会っていた。そして、このジャズクラブで2人であい、その後エマ・ストーンは俳優たちのパーティでロックの演奏のバックをやっていたライアン・ゴズリングにまた再会するのだ。
恋の始まりはこういう偶然が何度も起こる。実際にもよくあることだ。その出会いを包む心地よい音楽が耳につく。最初にジャズクラブでライアン・ゴズリングが弾くメロディアスな曲が反復される。いろんな場面でアレンジを変え鳴り響く。この反復で主題曲が自分の脳裏に刻み込まれ、ハートが揺さぶられる。そして前半戦から飛ばしていく。その心地の良さにずっと気分がハイテンションになれる。
恋の行方はそんなに単純にはいかない。それもミソだが、脚本はびっくりするほど複雑ではない。ここでは現代ハリウッドの精鋭による色彩設計の良さとすぐれた美術および衣装そしてセンスのいい音楽を思いっきり堪能したい。
これから見る人も多いのでネタバレ的なことは今一度あとで加筆したいが、途中でちょっとだれ気味になった時点から最終につながり、ラストのジャズクラブで始まるシーンが素晴らしい!もしこうあったら?ということなのか、どっちが真実なのか?一瞬戸惑うが、こういうことなのかとわかり妙に涙がこぼれてきた。同性たる男への同情か?そしてそのあとのエンディングロールの間、誰も席を立たなかった。誰もが余韻に浸っていた。
ラ・ラ・ランド | |
ともかく楽しい | |