映画とライフデザイン

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映画「パラダイスネクスト」 豊川悦司&妻夫木聡

2020-02-10 05:37:21 | 映画(日本 2019年以降主演男性)
映画「パラダイスネクスト」は2019年の日本映画、オール台湾ロケである。

ラストレター豊川悦司を久々に見て、中華料理の看板がかかげられているエスニックな雰囲気のスチール写真が気になった映画があったことを思い出す。パラダイスネクストだ。


台湾ロケでロードムービー的色彩をもつ作品である。豊川悦司は熱風が漂っている光景の中で無口なヤクザを演じる。傑作とは思えないが、独特の空気感を持つ映画である。夜のネオンが印象的だ。

島(豊川悦司)は、地元裏社会のボスであるガオ(マイケル・ホァン)に守られ、世間から身を隠すように台北で生きる。その島の前に、突然お調子者で馴れ馴れしい男・牧野(妻夫木聡)が現れる。牧野は島が台湾にやって来るきっかけになったある事件のことを知っていると言う。島をガオに紹介した日本のヤクザ・加藤(大鷹明良)が島を訪ねてきて、牧野の写真を見せて殺すよう指示する。

牧野が命を狙われていることを知った島は何をやったんだと問い詰めるが、答えはない。「あのパーティー会場にいた」という一言で、牧野を完全に無視することができなかった。それは、一年前に島がボディガードを務めていたシンルー(ニッキー・シエ)という女性が不審死を遂げたパーティーのことだった。彼女の死を引きずる島にとって、事件の真相を知っていることをほのめかす牧野は放っておけなかった。


島は、追手から逃れるため牧野を連れて台北から花蓮へ車で向かう。花蓮にたどり着いた二人の前に、シャオエン(ニッキー・シエ)という女性が現れる。シンルーそっくりの容姿に、島は衝撃を受ける。牧野と島は、大きな屋敷に一人で暮らしているシャオエンの家に泊まることになる。この運命の出会いによって、二人の逃避行は楽園を探す旅に変わっていく一方、台北に謎の男346(カイザー・チュアン)が現れ、やがて花蓮にまで迫っていた。 (作品情報より引用)


こうやって作品情報を元にストーリーを書くと筋が明確になるが、途中は訳がわからない場面が多い。牧野を殺せと依頼されるが、なんで頼まれたのか?スキはいくらでもあるのに何で島は殺さないのか?よくわからない。ニッキー・シエが一人二役であることに気づくけど、この先どう進んでいくだろうと思いながら映像を追う。

途中ではハッピーな雰囲気を持つシーンも多い。台湾の女性ニッキーが可愛い。美女と奇妙な2人とのロードムービーといっても良いが清潔感がないエリアをひたすら郊外に向かい台湾独特の猥雑さに包まれる。

ここでは出演者の顔立ちがいかにも裏社会的だ。いずれも殺人鬼の香りを漂わせる。豊川悦司も同様である。「ラストレター」でも感じたが、得体の知れない男がよく似合う。


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