映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「刑事物語」武田鉄矢&高倉健

2014-12-09 20:59:44 | 映画(日本 昭和49~63年)
映画「刑事物語」は1982年(昭和57年)製作された武田鉄矢主演の刑事ものだ。

このあとシリーズ化する「刑事物語」の第一作だ。
武田鉄矢がまだ若いが、みずから脚本を書く。エロい匂いも入れながら楽しく娯楽作品を撮っている印象だ。


博多署はあるソープランドを管理売春の容疑で不意打ち捜査した。刑事の片山元(武田鉄矢)はそこで耳の聞こえない風俗嬢三沢ひさ子(有賀)と出会った。翌朝、ガサ入れ失敗をマスコミは書きたてた。そのとばっちりが片山にまわってきて、沼津転勤が決まった。

東京行きのブルートレインに片山とひさ子が乗っていた。ひさ子の悲惨な過去に同情した片山が身柄を引き取ったのだ。二人は兄妹ということで、市内の花園荘に住むことになった。そこでは隣の部屋でじっと見ている男がいた。片山は早速、南沼津署に出勤し、連続殺人事件班に組み入れられた。


ある日、信用金庫で強盗事件が起きた。片山は犯人を取り押さえ、その男が連続殺人事件と繋がっていることをつきとめた。男は女性を売春組織に送り込む周旋屋だったのだ。さらに片山は九州時代の知り合いの老ヤクザ工藤(花沢徳衛)からソープランドを根城にした大がかりな売春ルートの情報を入手、捜査班はソープランド「徳川」への強制捜査に踏み切った。だが、片山はそこで、重要参考人のクリーニング店「白美社」の店員を死亡させるというミスを犯してしまった。ある夜、片山は正体不明の三人組に襲われ、工藤の勧めで沢木と共にひさ子の身辺を見張ることにした。あやしい車が花園荘に近づき、ひさ子を連れ去ったが。。。




昭和の匂いがたちこめる映画である。

最初に武田鉄矢ふんする刑事が福岡から静岡に異動と聞いて、これってありえないよと感じる。幹部はともかく一般刑事が他の県にはいかないよね。そもそも、なんか勘違いじゃないだろうか?まずはそれが疑問

まだソープランドをトルコ風呂と言っている頃だ。ただ、こんなに抜き打ち捜査がされるであろうか ?意外にソープって警察の手入れは受けない気がする。あまり聞いたことがない。しかも、捜査に行った刑事がトルコ嬢に聞き込みに行って、そのままいたしてしまうなんてあり得ないでしょう。そういうわけで映画の設定には穴が多い。

まだ若い武田鉄矢からすると、ボリューム感のあるバストを持つ女性を次から次へと出演させて楽しんでいる気がする。有賀久代、宇田川智子いずれも過去の人で現存しないが、ぶったまげるスーパーボディだ。金八先生のような健全なムードはない。ただ宇田川智子って金八先生の先生役だった気がするんだけど。武田自身、乳にしゃぶりついてみたかったという願望が顕著に見える。

それでも、昭和の名優が次から次へと出てきて懐かしい。警察の捜査課長は仲谷昇、先輩刑事にウルトラマンの隊長小林昭二、岡本冨士太、三上真一郎、そして助手の樹木希林が味のある演技を見せる。この樹木希林の憧れが健さんだ。そして、本当に本物の高倉健が出てくる。


前年「駅station」で刑事役を北海道を舞台に演じた。その役名三上刑事役で出てくる。クレジットはない。まさに友情出演だ。

1つだけうまいと思ったのが田中邦衛の使い方。
何もしゃべらず、こっそり武田と女性が暮らす部屋をきっと覗く。
しかも、部屋の中に入ってくることもある。彼女がバイトする喫茶店も覗きに行く。
あやしい!!


ただ、この映画って放送禁止用語やエッチ画像でテレビでは放映難しいでしょうね。

刑事物語
刑事物語第1作に美女2人

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画「バーティカルリミット」 | トップ | 映画「太陽の墓場」 大島渚 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画(日本 昭和49~63年)」カテゴリの最新記事