映画とライフデザイン

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映画「ライダーズ・オブ・ジャスティス」 マッツミケルセン

2022-01-31 19:43:09 | 映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
映画「ライダーズ・オブ・ジャスティス」を映画館で観てきました。


映画「ライダーズオブジャスティス」はデンマークの人気俳優マッツ・ミケルセン主演の新作である。前作アナザーラウンドでは酒好きのデンマークならではの楽しい映画だった。「真夜中のゆりかご」や「未来の子どもたちへなどこのブログでも取り上げたいい作品を提供している脚本家アナス・トマス・イェンセンがメガホンを持つ。このコンビなら間違いないと映画館に向かう。

地下鉄構内の爆破事件で妻を亡くした軍人の夫が、事故は犯罪組織の仕業だと断定する被害者の数学者たちと一緒になって犯罪組織に復讐をするという話だ。

ちょっと期待はずれかな。自分には肌に合わない。
これまでマッツミケルセンの映画にハズレはなかったが、今回は話自体が意味不明で、奇人変人を数多く登場させてコメディっぽくしようとしているが、そうなりきれない。


そのまま作品情報を引用

妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、軍人のマークス(マッツミケルセン)はアフガニスタンでの任務を離れ娘(アンドレア・ハイク・ガデベルグ)の下へ帰国する。悲しみに暮れる娘を前に無力感にさいなまれるマークスだったが、彼の下を二人の男が訪ねてくる。

その中の一人、妻と同じ列車に乗っていたという数学者のオットー(ニコライ・リー・コース)は、事故は“ライダーズ・オブ・ジャスティス”と言う犯罪組織が、殺人事件の重要な証人を暗殺するために周到に計画された事件だとマークスに告げる。怒りに打ち震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じてゆくが事態は思わぬ方向に…。(作品情報引用)

⒈マッツミケルセン
007シリーズの悪役を経て人気俳優になる。デンマーク映画といえばマッツ・ミケルセンとすぐさま思い浮かぶような存在だ。名作偽りなき者では幼児の嘘に翻弄されて周囲からいじめられる役を演じた。もともと人相が柔和とは言えない。ワイルドな方だ。


今回は頭を剃って強面になる。鍛えられた軍人で格闘能力が圧倒的に高い役柄だ。デンマークでの軍人はこんなイメージなのかもしれない。銃も扱いファイターとしては完璧であるが、娘の彼氏を殴って呆れられる。いつもほどの存在感はない。

⒉理系の奇人変人
マッツ・ミケルセン演じる軍人と組むのが数学者という映画の宣伝文句に頭脳が鋭い男が出てくるのかと思ったら、むしろ間抜けな奴だ。引っ張った仲間には顔認証正答率90%以上の男などもいるが大デブで頼りない。いずれも奇人変人だ。都度奇想天外な動きをする。ミケルセンの家の納屋にでかいCPUを置いて分析もする。デコボココンビだ。


映画の前評判は何だったのだろうか?人気のあるコメディアンが、少しオチの弱いネタの言葉を発しても周囲が大受けということをよく見かける。おそらく、理系の奇人変人たちはデンマークでは人気俳優なんだろう。われわれに見せるパフォーマンスの数々は、自分が見てもおかしくも何ともないが、デンマーク人には大受けかも?デンマークで人気が高い映画だというのはそういうことなのかもしれない。


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