後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

見晴らしの良い丘の湯へ入って来ました

2009年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ2、3日、ヒットラーによるホロコーストの記事を書いていたので憂鬱な気分になった。そこで気分を変えるために、見晴らしの良い「岡の湯」へ入ってきました。

稲城市の南側にある丘陵の上にあります。空気も新鮮で、野天風呂もいろいろ有って楽しいところです。入場料の平日は大人600円であり広大な無料駐車場もある。

岡の湯の場所、営業時間などの詳細は「岡の湯」をキーワードにして検索すると出てきます。下に入口の様子、野外風呂のいろいろ、薬湯の入口、食堂などの写真を掲載します。

この他に内湯と大きなサウナが有ります。食堂も広く、清潔で料理も心がこもっています。気楽に昼食を食べられる料金です。今日は冷たいうどんにカキアゲ付きの昼食でした。湯上りなので冷たいうどんが大変美味に感じました。(終わり)

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ヒットラーは50万人のジプシーも殺した

2009年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のこのブログで600万人以上といわれるユダヤ人の大量殺戮の記事を出した。ヒットラーによるホロコーストである。

この狂気の殺戮の対称ははユダヤ人だけで無かったのだ。50万人ものジプシーもホロコーストにあっている。ジプシーは日本では「流浪の民」という歌で、何かロマンチックで楽しそうな民族として受け止められて来た。その平和で無力な民族がヒットラーによって殺戮された。

ナチスが政権獲得後の1935年に、ジプシー(以下ドイツ語のロマを用いる)を「劣等民族」と見なす法律が施行された。ロマの選挙権は剥奪され、非ロマとの結婚禁止、商売の禁止、学校入学の禁止、ドイツ国内での移動禁止などが主な内容である。その後ロマは強制移住や強制労働政策の対象となり、収容されたロマには、強制的断種手術が行われた。

第二次世界大戦によりドイツの占領地域が広がると、ナチスは再び多数のロマを抱えこむことになった。ナチスが「最終解決策」と呼んだ政策で、ロマはユダヤ人と同様にホロコーストの対象とされた。正確な数は不明であるが、戦争中に約50万人のロマが殺害されたとされる。強制収容所への移送を待たずに現地で殺害されたものも多かった。ナチス親衛隊特別行動部隊「アインザッツグルッペン(Einsatzgruppen)」が東欧の占領地域に派遣され、ユダヤ人、共産党員、ソ連軍捕虜とともに、多数のロマが殺害された。ナチスの被害にともなう戦後補償について、現在もロマはユダヤ人より不利な扱いを受けている。

ヨーロッパ諸国はイギリスの産業革命以来、汽車や自動車を作り現代文明を完成した。その同じヨーロッパ人の民族が互いに争い殺し合った。日本人には想像も出来ない残酷な方法で。文明は限りなく進歩するが人間は全然進歩しない。しないどころか一層残酷になる。西欧文化には輝かしい面もあるが底知れぬ闇がつきまとっている。この最後の文章の「西欧文化」という言葉を「日本文化」と置き換えて考えることも重要ではなかろうか? 

あまりにも暗い記事なので、最後に少し気が晴れる写真を出します。先日、多摩の横山で撮ったものです。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。          藤山杜人

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