中村研一は1895年生まれ1967年没の洋画家です。戦後すぐ、小金井市に移り住みアトリエを構え数々の名画を描きあげました。そのような経緯の故に没後、中村研一美術館が出来、現在は小金井市立美術館になっています。今回中村研一の絵だけを展示する企画が始まりました。
大作の裸婦6点が並んで展示してあります。絶筆の薔薇の絵もあります。
軍艦、足柄の絵もあります。妻をモデルにした絵も数枚あります。何度見ても心が落ち着く絵画です。派手ではありませんが真面目に描いた西洋画の芸術的香りが漂っています。
家内の亡くなった父が好きな画家で、中村研一の絵が2枚家の壁に現在も飾ってあります。写真を撮って掲載する予定です。
写真は上から順に小金井市立美術館の前面、企画展のポスター、美術館裏のアトリエの庭にある泉、そして一番下はアトリエ兼住宅の現在の様子を示しています。
小金井市立美術館はJR中央線武蔵小金井駅下車、南方へ20分ほど歩いたところにあります。検索すると道順があります。
中村研一の絵がお好きな方々に楽しんで頂ければ嬉しく思います。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。 藤山杜人
追記:略歴の一部をご参考までに補足いたします。
大正12年 |
28歳。パリに留学。 |
昭和3年(1928) |
帰国。滞欧作「裸体」が帝展特選。 |
昭和5年 |
「弟妹集う」で帝国美術院賞。 |
6年 |
36歳。帝展の審査委員。 |