写真をゆっくりご覧下さい。とても幸せそうな老人たちが良い顔で写っています。そして写真のこちら側には、「乾燥芋のおにいちゃん」が大きなレンズを付けた重いカメラを構えているのです。カメラを構えている人へ対する親しみや信頼が老人達の表情にあらわれています。写真が、写している人を写しています。名カメラマンは人間性が大切だといいます。
こんなに幸せそうな老人の写真を久しぶりに見ました。ブログの転載許可をお願いしたら、小生宛にメールに添付して送ってくれた写真です。
「乾燥芋のおにいちゃん」は茨城県の北部の山間地に6年前から住み着いて、里山情報のブログを書いています。
都会から田舎へ移住して住んでいる人を30人位知っています。しかし土地の人々と深い信頼関係を作っている人は非常少ないものです。テレビの番組によくある、「田舎暮らし」ではこの少ない成功例だけを取り上げているのです。「偏向報道の見本のようだ」と、実際を知っている私は、見るたびに独りブツブツ言っています。
ブログの名前は「いばらき さとやま生活」といい、魅力あふれる体験記事や、地元にしか判らないクチコミ情報が満載してあります。
========一部だけの抜粋です============
私のハンドル名は「乾燥芋のおにいちゃん」と言います。茨城北部の山間地の古家に通い続けて6年間、感じたままの住み心地や感想を書いてみます。田舎暮らし実践の方、これからと準備している人たちの参考になりますかどうか・・・・・・。
棒ほど願って針ほど・・・ 当初、私の田舎暮らしプランは畑で季節の野菜や作物を作り、自家製味噌、晴耕雨読でetc、まるで雑誌の見出しにあるような日々でした。で今、畑はイノシシを始めとする鳥獣たちの餌場・遊び場となって草刈り機の燃料ガソリンを消費するばかり、味噌どころか枝豆さえ実りません。
収穫物としては、手がかからない柿、梅、栗、ブルーベリー、キウイ、茗荷、ユズ程度で、季節ごとにご近所からの≪もらい野菜≫となってます。
一ヶ月もあれば完成するだろうと4月に始めた石窯づくりも、未だレンガがふさがっていません。
その替わりに、“晴読雨読”とご近所さんとの茶飲み話が大きな楽しみとなっています。最近は、ご近所さんの知恵を借りながら改めて田舎暮らしプランを練り上げています。
田舎で暮らす手がかりは“現場にある”というのが実感です。このHPに紹介されている「体験入居」はお勧めです。
暮らしは人との交わり 私のお茶飲み話記事に登場するご近所さんに対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。
さとやま自然との付き合い方礼儀作法を教えてくれる「隣りのおばちゃん」、留守中の水道漏れを勝手に修理してくれた子だくさんの「親方」、地域の歴史や職人道を説き時には機械の修理もしてくれる「師匠」、過疎地の現状と将来を憂う「高い所の長男」と「おばちゃんの息子」、勤めながらいつもきれいに草刈りしてる「前の奥さん」。そして最近は退職後近所に移り住み畑仕事に汗してる「元気な姉さん」と知り合い、さらには師匠の息子夫婦が赤ちゃん連れて転入の挨拶に来て明るい話題となりました。
他にもたくさんの地域の方々が、私の田舎暮らしを支えてくださいます。皆さん匿名ながらお礼お申し上げます。
「どうぞこれからもよろしくお願いします。」http://www.satoyama-life.pref.ibaraki.jp/cms/modules/nmblog/users.php?mode=show&uid=57
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乾燥芋のおにいちゃんのほのぼのとした暖かい人柄が感じられます。
東京からいきなり田舎に行ってこんなに自然に農家の人々と交流できる人は生れつき素晴らしい性格だったのでしょう。
実は乾燥芋のおにいちゃんとは30年ほど前に東京で数回会って話をしたことがあります。なんと性格の良い青年なのだろうと感心しました。その後のサラリーマン生活でも性格の良さは微塵も変わっていことをブログで発見して嬉しいのです。
一別以来会っていません。これからも会えないでしょう。偶然ブログを通して再会できました。ブログの効用と感謝しています。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。 藤山杜人