後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

鎌倉、円覚寺に遊び、江の島ヨットハーバーに寄ってきました

2015年10月07日 | 写真
今日は爽快な秋風が吹き素晴らしい晴天です。朝、9時に家内と家を出て中央道、圏央道を経て1時間30分で茅ヶ崎漁港脇の広い駐車場に着きました。

上の写真はその海岸から西の空に見えた富士山です。

上の写真は茅ケ崎海岸でサーフボードに立ち上がっている若者です。
久しぶりに広い海を眺め、しばし波の砕ける音に身を任せました。
その後は海を右に見ながら湘南海岸道路を走りました。
鎌倉を数か月前に訪れた時は建長寺に行きましたので今日は北鎌倉の円覚寺に遊びました。
その前に駅前の蕎麦屋「やま本」でザルとタヌキの昼食を摂りました。その駅前には昔からある稲荷寿司専門「光泉」があり、美味なので2折を注文してから円覚寺に遊びました。

上の写真は円覚寺の山門です。

上は境内にある茅葺きの庵です。

上の写真は境内にある古風な作りの塔頭です。
このように円覚寺には昔を偲ばせる古風で質素な庵があちこちにあるので心が落ち着きます。

上の写真は本堂の写真です。
1時間ほど円覚寺で遊んでからは鎌倉の中を回りました。
家内が鎌倉生まれで小学校まで通っていました。そこで六地蔵の傍にあった聖母幼稚園を探したり通っていた御成小学校の写真を撮りました。昔住んでいた家の近所も回りました。
その後は私が30年前に江の島のヨットスクールで訓練を受けいた場所に寄りました。

上の写真は江の島の遠景です。

上は江の島ヨットハーバーに係留したあるヨットの写真です。

上もその係留桟橋の並んでいるヨットの写真です。

そして上は陸置のヨットの写真です。30年前にここに通ってヨットの訓練を受けていた頃を思い出します。そしてヨットを一切止めてから丸4年になりますがヨットの姿を見ると血が騒ぎます。
帰りにもう一度茅ヶ崎海岸に下りて海とのお別れをしました。帰宅は2時50分でした。
心地よい秋風に誘われて円覚寺で遊び海とヨットの姿を見て、今日も一日が静かに暮れようとしています。明日も晴れますように祈りつつ。

ノーベル賞の大村博士が作った韮崎大村美術館に行ったこと

2015年10月07日 | 日記・エッセイ・コラム
今年の1月9日に大村智博士が韮崎市に2007年に寄贈した美術館に行ってきました。
1月12日まで開催中の森田元子絵画展を見に行ったのです。
その時、大村智博士の薬学における世界的な業績を説明した展示があり、その独創的な研究に感動しました。世界的な研究ですが、まさかノーベル賞を受賞するとは思いませんでした。
日本には実業家が作った美術館は沢山ありますが、学者が特許料で作った美術館は私は知りません。
大村さんは、韮崎の農家に生まれ、山梨大学を卒業した生粋の甲州育ちの方です。
山梨大学には昔、友人もいて何度も訪問した大学でした。その山梨大学からノーベル賞受賞者が出たのですから素晴らしいことです。地元の韮崎市の方々や山梨大学の方々の喜びが目に見えるようです。
本当におめでとう御座います。
私どもは韮崎市の隣の北杜市に山の小屋を40年間持っていて韮崎には何度も行きました。先週もカトリック韮崎教会のミサにあずかったばかりです。
その韮崎へ大村博士は数億円の私費を投じて作った美術館と温泉施設を寄贈したのです。
1月9日に森田元子絵画展を見に行った時、薬学者の大村さんが美術に深い造詣があることを知り、その幅広い才能に驚嘆したものでした。2階には鈴木信太郎の絵画も数多くあります。やはり穏やかな具象のものばかりです。この二人の画伯は家内が大好きなのでとてもうれしそうに観ていました。

それでは韮崎大村美術館について説明をいたします。

上の写真は八ヶ岳や甲斐駒岳や鳳凰三山の見渡せる眺望の良い場所に建っている美術館です。
大村さんは30代の頃、日本画家の野田九浦(きゅうほ)の掛け軸「芭蕉」に一目ぼれして購入したことをきっかけに美術に傾倒。美術館には自身で集めた絵画や陶芸品など約2000点が収蔵されているそうです。
天然有機化学者でありながら、その一方で大村さんは女子美術大学の理事長も務めています。
美術館の一階は常設展示として上村松園、三岸節子、片岡球子、堀文子ら女流作家の作品が展示されており、季節ごとに企画展が開催されます。二階は鈴木信太郎を中心とした男性作家の作品が展示されています。
二階に上がると、また島岡達三や浜田庄司らの陶器が展示されている展望の良い部屋があります。この2階のもう一つの部屋には大村さんが好きな鈴木信太郎の絵画24点や男性画家の作品が展示されています。

上の写真は二階の部屋から1月9に撮った八ヶ岳の眺望です。
この部屋からは更に茅ヶ岳、そして富士山のパノラマを望むことができます。
この美術館で1月12日まで開催中の森田元子絵画展を見に行ってきたのです。
森田元子の優しいタッチの油彩45点が並んでいました。性格の良さを感じさせる素直な絵画です。殆どが婦人像で、赤や緑などの明るい色彩は、見ていて楽しくなります。
森田元子は家内が好きな画家なのです。45枚の絵画を丁寧に見ていくと、その優しい色彩感覚に魅了されていきます。絵画では色彩も非常に重要なのだとあらためて理解したのです。

上の写真がこの展示会のポスターです。

上の写真は会場内の写真です。 出典は、http://tcstudio10.exblog.jp/iv/detail/index.asp… です。

上の写真は森田元子さんの絵画です。 出典は、http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/…/backnum…/011021-j.htmlです。
最後にこの美術館を作った大村さんの文章の写真を下に示します。

読みずらい部分もありますが写真を拡大してお読みください。大村さんの人生にとって美術が如何に重要な役割を果たしたかがお分かりになると存じます。
この美術館は現在ノーベル賞受賞を祝って10月12日まで入場無料となっています。
場所は韮崎大村美術館を検索すると出てきます。広い無料駐車場もあります。
なお美術館の隣には天然掛け流しの湯「白山温泉」もあり日帰り入浴を楽しむこともできます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料===================
(1)大村 智(おおむら さとし、1935年7月12日[1] - )は、日本の有機化学者。北里大学特別栄誉教授。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%91%E6%99%BA
45年余に亘り独創的な探索系を構築し、微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を続け、これまでに類のない450種を超える新規化合物を発見した。

一方、それらに関する基礎から応用にわたる幅広い分野の研究を推進した。遺伝子操作による初めての新規化合物の創製、マクロライドを中心とした一連の生物有機化学的研究と有用化合物の創製、工業的にも重要な抗寄生虫抗生物質イベルメクチン生産菌の遺伝子解析など、いずれも世界に先駆けた研究であり、新しい研究領域を切り開いてきた。

発見した化合物のうち25種が医薬、動物薬、農薬、生命現象を解明するための研究用試薬として世界中で使われており、人類の健康と福祉の向上に寄与している。加えて100を超える化合物が有機合成化学のターゲットとなり、医学、生物学、化学をはじめ生命科学の広い分野の発展に多大な貢献をしている。

その中の抗寄生虫薬イベルメクチンは、熱帯地方の風土病オンコセルカ症(英語版)(河川盲目症)およびリンパ系フィラリア症に極めて優れた効果を示し、中南米・アフリカにおいて毎年約2億人余りの人々に投与され、これら感染症の撲滅に貢献している。さらにイベルメクチンは、世界中で年間3億人以上の人々が感染しながらそれまで治療薬のなかった疥癬症や沖縄地方や東南アジアの風土病である糞線虫症(英語版)の治療薬としても威力を発揮している。
(以下省略)
(2)森田元子 もりた-もとこ
https://kotobank.jp/…/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%85%83%E5%AD%90より。
1903-1969 昭和時代の洋画家。
明治36年2月11日生まれ。岡田三郎助に師事し,フランスに留学。昭和12年「聴音」,13年「麗日」で新文展に連続特選,35年「女」で日展文部大臣賞。新聞小説の挿絵もおおい。女子美大教授,日展審査員,光風会理事。昭和44年8月12日死去。66歳。東京出身。女子美専(現女子美大)卒。