現実を直視すべきではないでしょうか?
以下に、http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5050.html より転載いたしました。
2004年に対中国の貿易額(輸出入合計)が対米国を上回ってから、毎年、両者の差は拡大し、2010年には対世界貿易シェアで中国は23.7%となり、米国の12.7%を大きく越えています。
日本の対世界貿易における中国と米国のシェアの推移を見ると、米国は1980年代後半には3割近くのシェアをしめていたのが、近年、低下傾向となり、2004年には18.6%とはじめて2割を切っています。これに対して、中国は、1991年までは1割未満のシェアでしたが、2001年の中国のWTO加盟を契機として、最近急速にシェアを高め、2004年には20.1%とはじめて2割を越え、「米中逆転」の様相を明確にしたのです。
日中貿易拡大の要因としては、日本企業が生産拠点を中国に移し、中国で現地調達できない基幹部品等を日本から輸出、また最終製品のかなりの部分を中国から逆輸入する流れが加速しているのが大きいと言われています。
一方、中国側から見ると、対日貿易より対EU、対米貿易の方が伸びている。
読売新聞2005.1.27によると、「中国から見た2004年の対日貿易額は、欧州連合(EU)、米国に抜かれて三位に転落し、中国の貿易相手国としての日本の地位はむしろ低下している。」と報じています。
そして昨年の2014年の日中貿易額は実に36.8兆円に対して日米貿易額は21.2兆円だったのです。
日本人の多くは中国が嫌いです。しかしその一方で中国は日本経済のとって一番重要な国になっているのです。
この事実を深く考えるべきではないでしょうか?
以下に、http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5050.html より転載いたしました。
2004年に対中国の貿易額(輸出入合計)が対米国を上回ってから、毎年、両者の差は拡大し、2010年には対世界貿易シェアで中国は23.7%となり、米国の12.7%を大きく越えています。
日本の対世界貿易における中国と米国のシェアの推移を見ると、米国は1980年代後半には3割近くのシェアをしめていたのが、近年、低下傾向となり、2004年には18.6%とはじめて2割を切っています。これに対して、中国は、1991年までは1割未満のシェアでしたが、2001年の中国のWTO加盟を契機として、最近急速にシェアを高め、2004年には20.1%とはじめて2割を越え、「米中逆転」の様相を明確にしたのです。
日中貿易拡大の要因としては、日本企業が生産拠点を中国に移し、中国で現地調達できない基幹部品等を日本から輸出、また最終製品のかなりの部分を中国から逆輸入する流れが加速しているのが大きいと言われています。
一方、中国側から見ると、対日貿易より対EU、対米貿易の方が伸びている。
読売新聞2005.1.27によると、「中国から見た2004年の対日貿易額は、欧州連合(EU)、米国に抜かれて三位に転落し、中国の貿易相手国としての日本の地位はむしろ低下している。」と報じています。
そして昨年の2014年の日中貿易額は実に36.8兆円に対して日米貿易額は21.2兆円だったのです。
日本人の多くは中国が嫌いです。しかしその一方で中国は日本経済のとって一番重要な国になっているのです。
この事実を深く考えるべきではないでしょうか?