後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

彩湖の写真、平昌オリンピック、灰の水曜日

2018年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日も快晴でした。
車を駆って埼玉県の彩湖の写真を撮りに行きました。
彩湖は自然の湖でありませんが、その広々とした風景が好きで時々行きます。
子供の喜ぶ観覧車やメリーゴーランドなどが一切ありません。静かに散歩する人がいるだけです。
冬枯れのこの季節は湖岸に緑が無く淋しい風景です。
昨日、撮って来た写真をお送りいたします。









写真を撮ってから夜は平昌冬季オリンピックの開会式のテレビ中継を3時間も見ていました。
92の国や地域から3000人近くの選手や役員が参加する大会です。各国の選手団の入場行進の場面がえんえんと写し出されています。
韓国の文在寅大統領が開会宣言をします。その隣にはアメリカのペンス副大統領、安倍総理、北朝鮮の金正恩委員長の妹、金与正氏や金永南人民会議常任委員長らが座っています。
それは本当に平和な光景です。真の平和が一瞬ではありますが韓国を訪れた光景です。
私は目頭が熱くなりました。
特に一昨日、「国際関係の客観的理解(1)朝鮮併合と慰安婦問題」という重い内容の記事を書いたばかりなので韓国と北朝鮮が一緒の選手団として入場行進している姿を見ると深い感慨を覚えます。
「国際関係の客観的理解(1)朝鮮併合と慰安婦問題」の一節です。
・・・上海で1919年に大韓民国臨時政府が結成されたのです。
そして日本人は知らないようですが、この事は現在の韓国の憲法の冒頭に書いてあるのです。その上、現在の韓国の教育ではこの上海の大韓民国臨時政府が現在の韓国政府の始まりだと教えているのです。 
皆様は大韓民国臨時政府が始まりだと現在の韓国の憲法の冒頭に書いてあるのことをご存知でしょうか?こうして朝鮮併合は日本の負の遺産として将来も日本が背負うことになったのです。・・・
この慰安婦問題は昨日の安倍総理と文在寅大統領の会談でも重要な議題でした。
そんなことを思いながら来週の水曜日は「灰の水曜日」だということを何度も考えていました。
灰の水曜日には神父さんが信者一人一人の頭に灰を手で塗りつけて祈ります。
人間は土から生まれて土に帰る儚い存在だということを忘れないようにと祈ります。
佛教では全てこの世のことは儚いと教えています。現世のことに執着してはいけないと教えています。
92の国や地域からの選手団の華やかな入場行進の場面を見ながら、私は本当に人間は土から生まれて土に帰る儚い存在なのだろうかと疑っていました。たとえ一瞬でも全世界の人々がこうして仲良くしている姿は何にもまして貴重な時間ではないでしょうか?
北朝鮮、韓国、中国、そして日本の間の対立抗争にアメリカが深くかかわっています。
それが良いことなのでしょうか?多分アメリカがかかわらなければこの地域の平和は守れないのでしょう。ですから安倍総理は親米路線を強く進めているのです。
それにしてもこの世は複雑です。
平昌冬季オリンピックが開催されている間だけでも平和でありますように祈っています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)