後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日も晴天!大磯の浜辺の写真を撮ってきました」

2018年02月12日 | 写真
「今日も晴天!大磯の浜辺の写真を撮ってきました」
神奈川県の大磯町は自宅から中央高速道路と圏央道を60kmくらい走ると1時間半くらいで行ける相模湾に面した古い町です。
明治時代から海水浴場として有名な場所でした。
旧吉田茂首相の邸宅のある城山公園もあります。
そんな場所の写真を撮りながら遊んで来ました。





この大磯町は温暖な気候の場所として有名でした。明治時代にドイツ人医師ベルツによって海水浴の普及が叫ばれていました。その適地として大磯は海水浴場と指定されたのです。それで大磯は海水浴場の発祥と言われています。もっとも海水浴発祥の地は沙美(岡山県)二見浦(三重県)など他にも存在しますが。
明治時代の前には日本人は海水浴を楽しむ習慣が無かったのです。
明治中期から昭和初期にかけて、大磯には有名人の別荘がたくさん建てられました。特に伊藤博文、吉田茂の別荘は特に有名です。この他に山縣有朋や西園寺公望、大隈重信、陸奥宗光、岩崎弥之助、安田善次郎といった政財界要人の別荘が立ち並んでいたのです。1907年(明治40年)頃の大磯には150戸以上の別荘があったといわれていたのです。
現在は寂れた町です。全ての別荘は跡かたもありません、唯一吉田茂首相邸宅だけが城山公園に復元され公開されています。
旧東海道だった国道が大磯宿の町並を通っています。車でゆっくり走って左右を見ても昔の面影今いずこという景観です。
明治は遠くなりました。
時代が変わり過ぎました。この世は本当に常ならずです。