後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

八王子いちょう祭りの3日前のイチョウの黄葉の写真と韓国の徴用工の問題

2018年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム
八王子市のJR中央線の西八王子駅近くから高尾駅入口まで、ほぼ4Kmにわたる甲州街道(国道20号)の両側に、約770本のいちょう並木が続きます。
11月中旬になると一斉に美しく黄葉します。今週の週末の17日(土)と18日(日)には「八王子いちょう祭り」があります。
その3日前の昨日、黄葉の進行状態を見にいきました。雑に言うと約770本のいちょうの3割ほどは美しく黄葉していましたが、残りは緑のままでした。
以下の写真では黄葉が見事な樹の写真を示します。









5番目の写真は甲州街道を曲がって多摩御陵、武蔵野御陵へ行く参道のケヤキ並木です。

6番目の写真は多摩御陵、武蔵野御陵への「車止め」を入ると直ぐにある池の上の紅葉です。

7番目の写真も同じ池の上の紅葉です。ここは毎年紅葉が美しくなる場所なのでよく写真を撮りにきます。
さて「八王子いちょう祭り」この欄の2018年11月04日掲載の「イチョウの黄葉が圧巻、 八王子いちょう祭り」で詳しくご紹介してありますので詳細は省略します。
今週の週末の11月17日(土)と18日(日)です。

さて昨日、写真を撮りながら最近の韓国の徴用工裁判の判決のことを考えていました。
昔日本が朝鮮を領有していた時代に新日鉄系の会社で徴用工として働いていた高齢の韓国人へ、新日鉄が慰謝料を払うべしと韓国最高裁判所が最終判決を下したのです。
例によって日本政府は怒りました。何せ1965年の日韓条約で、日本は多額の賠償金を韓国へ支払い、韓国は全ての請求権を放棄したのです。
新日鉄が慰謝料を払うべきという韓国最高裁判所の最終判決をどのように考えるかは人それぞれです。
いろいろな感じ方を次に示します。
(1)また日本への無法な韓国側の嫌がらせが始まった。断固、拒否すべきである。
(2)原告は自分が応募して新日鉄系の会社で働いて給料を貰っていたので徴用工ではない。裁判そのものが無効です。
(3)朝鮮を併合した恨みは理解出来るので、日韓政府が話合い、妥協点を見つけるようにした方が良い。日米韓の団結は徴用工裁判よりも重要なのです。
(4)日本と韓国の国家間の日韓条約は個人の人権問題とは別です。従って韓国の請求権の放棄は韓国人の人権保護を要求する裁判は含まれません。裁判は自由で良いのです。しかし新日鉄は日本の会社なので韓国の法律に従う必要はありません。賠償金は払う必要はありません。

皆様は徴用工裁判の結果をどのように感じていますか?

私自身は日本人ですから上記の(1)から(4)まで全て理解出来ます。
特に(4)の人権と国家の権利の関係には強い関心があります。
韓国人の人権は日本人の人権と同じように重要なのです。
しかし韓国最高裁判所の最終判決は倫理的なものなので日本側に強制するのは大間違いです。
しかるに韓国政府は新日鉄側が判決に従わない場合は報復処置を取ると発表しているのです。
このような韓国の嫌がらせは永遠に続きます。それだけ朝鮮併合に対する怨念が深いのです。
韓国の憲法の前文に、朝鮮併合の後、李承晩らが上海に作った亡命政府が現在の韓国政府の始まりだと明記してあるのです。この憲法は韓国の学校でみんなが習うのです。
この前文を削除しない限り朝鮮併合に対する怨念が消えないのです。
実に悩ましい問題なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)