冬には樹々が落葉して野鳥が見やすい季節です。気がついて見ると私どもはこんなにいろいろな野鳥に囲まれているのです。
そこで今日は自然界に身を置いて野鳥たちと一緒に遊んでみようと思い立ちました。身近にいる冬野鳥の写真をお送り致します。
1番目の写真は霞ヶ浦で私が撮った野鳥たちの写真です。白鳥やカモ類やユリカモメの群れが霞ヶ浦を泳いでいます。
2番目の写真の写真は霞ヶ浦の岸辺で撮った野鳥たちの写真です。ユリカモメの群れが飛んでいて地面にはカモ類や住み着いている野生の鳩たちがいます。
白鳥やカモ類やユリカモメは春になるとアムール河のさらに北へ渡って行きます。
私たちはこんなにも多くの野鳥たちに囲まれて住んでいるのです。
さらにバードウオッチングを趣味にしている人々はこの豊かな野鳥の世界を見てみましょう。
その鳥類は、「日本野鳥の会」のHP(http://www.wbsj.org/about-us/summary/about/ )に明快に紹介してあります。
そしてhttp://www.dia-net.ne.jp/~ubird/Report/Rprt2007/Rprt0703.html には霞ヶ浦の隣の牛久沼での観察結果が次のように出ています。
・・・牛久自然観察の森にいる鳥は以下のようです。、カイツブリ・オシドリ・カルガモ・コガモ・オオタカ・キジ・コジュケイ・キジバト・フクロウ・カワセミ・コゲラ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・ルリビタキ・ジョウビタキ・シロハラ・ツグミ・ウグイス・エナガ・ヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・ベニマシコ・ウソ・シメ・スズメ・カケス・ハシボソガラス・ハシブトガラス。以上33種。・・・・
冬鳥は、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行く鳥で、ツグミ、ジョウビタキ、ユリカモメ、マガモ、オオハクチョウ、マナヅル、オオワシなどです。
夏鳥は、南の国から渡ってきて、夏を日本で過ごし、繁殖期が終わると再び越冬のために南の国に渡って行く鳥で、ツバメ、アマサギ、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、ハチクマ、サシバなどがいます。
春に美しい声で鳴くウグイスはほぼ全国に分布する漂鳥です。
漂鳥(ひょうちょう)は、暑さ、寒さを避けるため、夏は山地、冬は平地、というように繁殖地と越冬地を区別して日本国内を季節移動する鳥です。ウグイス、ヒヨドリ、ホオジロなどが代表的です。渡り鳥との違いは、渡り鳥がシベリアから日本というように日本国外から日本へ比較的長距離を移動するのに対して、漂鳥の場合は山地から平地に移動するなど、日本国内を比較的近距離を移動するだけです。
野鳥の世界は渡り鳥、旅鳥、漂鳥、留鳥そして迷鳥などといろいろな鳥たちで成り立っているのです。
以下に美しい野鳥の写真を、http://www.dia-net.ne.jp/~ubird/Report/Rprt2007/Rprt0703.html からお借りして示します。
3番目の写真は日本の国鳥で全国の山にるキジです。
4番目の写真はヨシガモで冬鳥です。
5番目の写真はオオタカです。留鳥として周年生息するオオタカもいますが、一部のオオタカは、越冬のため南下を行います。これを鷹の渡りと言います。日本における鷹類の代表的な種で、昔から鷹狩りに使われました。鷹狩りは仁徳天皇の時代にはすでに行われていたそうです。
6番目の写真はルリビタキです。日本では夏季に本州中部以北、四国で繁殖し、冬季になると本州中部以南で越冬します。移動の距離は長くありませんが渡り鳥です。
7番目の写真はメジロです。
他に旅鳥という鳥もいます。日本より北の国で繁殖し、日本より南の国で越冬するため、渡りの移動の途中に日本を通過して行く鳥のことです。主として移動時期である春と秋に見られ、シギ、チドリの仲間に多いのです。
以上のように野鳥の世界は奥が深く調べれば調べるほど興味が湧いてきます。
野鳥はスズメやカラスだけではないのです。
このように野鳥の世界に遊んでいると「人生の達人」になったような気分になれます。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)