後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「旧甲州街道、小仏峠の山桜」

2023年04月17日 | 写真
山に咲く桜の風情も良いと思い、以前に裏高尾の旧甲州街道を小仏峠まで行きました。旧街道をゆっくり車で登りながら山に咲いている桜の花の写真を撮って来ました。山の雑木林に咲いている大部分の桜はソメイヨシノです。それでも一本だけ葉の出ている山桜を見つけました。電車の写っている写真は旧甲州街道沿いに走っているJR中央線の貨物列車です。

如何でしょうか。山に咲く桜には何とも言えない風情があるのではないでしょうか。


「趣味としての仏教、神道、そしてキリスト教」、その三

2023年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

このシリーズでは一昨日、仏教のことを書きました。昨日はキリスト教を紹介しました。

今日は神社や神道のことを書きたいと思います。日本人なら幼少の頃、神社の境内で遊んだ事があると思います。そこはいつ行っても清潔で子供が遊び回っても叱られない自由な空間です。特に神主さんが住んで居ない神社は蝉取りをしようが、野球をしようが誰にも叱られません。
祭礼の日になると日頃の腕白ぶりをやめ、何事も無かったように楽しく出店を見て楽しみました。その恩返しに元旦にお賽銭を持ってお参りに行ったものです。私は仙台で生まれ育ちました。近所に愛宕神社があり、その境内は私の遊び場でした。

1番目の写真は仙台の愛宕神社です。愛宕山の上にあり見晴らしの良いところです。

2番目の写真は愛宕神社から見下ろした仙台の街です。この写真は10年ほど前に私が撮りました。愛宕山の山頂は広くてもう一つ虚空蔵堂がありました。

3番目の写真は愛宕神社の裏手にある虚空蔵堂です。山麓の大満寺のものです。

常日頃遊んだ恩返しに、毎年、元旦には必ず愛宕神社と虚空蔵堂お賽銭を持ってお参りに行ったものです。大人になってもいろいろな所で神社を見ると入って行ってお賽銭を上げます。幼少の頃に遊ばせてくれた恩返しのつもりです。

神社や神道は日本古来の宗教です。山や木や、もろもろの神様や偉い人達がご神体として祀ってあります。家内安全や五穀豊穣を願ってお祈りします。
そして多くの日本人は神社を遊び場にして育ったと思います。この様な場所を持っている日本人は幸せだと思います。
このように日本人と神社や神道とのかかわりは軽やかで一見重要でないようにも見えます。
しかし神社や神道は日本民族の基底にある重要な文化の一部なのです。
以下では幾つかの神社の写真を掲載します。
4番目の写真は日本一豪華な九州の祐徳稲荷神社です。祐徳稲荷神社は何年か以前に行きましたが日本一豪華な神社です。神主さんたちが沢山いました。とても子供が境内で野球をして遊べるような雰囲気ではありませんでした。故郷の神主さんがいない質素な神社を懐かしく思い出しました。

5番目の写真は京都の賀茂別雷神社です。賀茂別雷神社の写真の出典は、http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000005602.html です。
ところで以前に富士吉田を通ったとき北口浅間神社に寄り、一休みしました。その折に撮った写真をお送りします。富士山を神とあがめ、信仰する神社で、特に江戸の人々の信仰を集めた神社です。
6番目の写真は富士吉田の北口浅間神社です。
7番目の写真は富士吉田の北口浅間神社の参道です。
この神社から富士山の宗教的登山を始める人も多いのです。
富士山の宗教的登山とは富士山を神と信じ、富士山へ登ることです。「六根清浄、お山は晴天」と唱えながら杖をつき、白い装束で一列になって登るのです。
富士山の宗教的登山は修験道の一つです。神道と仏教とが習合して出来た修験道です。
今日は神社や神道のことを書きましたが神道についての説明が足りなかったので末尾に追加しました。


それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

=======日本にある神社の神々による分類==========

日本の全ての神社で祀られている神によって分類し、数の多いのからランキングを付けてた学問的研究が国学院大学の岡田教授によってなされました。

詳しくは、http://www7b.biglobe.ne.jp/~s_minaga/saijin.htm にあります。一番多い神社は八幡さまで、続いて、伊勢神社系、菅原道真を祀る天満宮系、そして4位がお稲荷さんを祀った稲荷神社系となります。そして熊野神社系、諏訪神社系へと数が少なくなって行きます。

======富士山信仰の神社の説明===============

浅間信仰(富士浅間信仰)の核となる浅間神社は、富士山の神霊として考えられている浅間大神を祀る神社である。静岡県および山梨県を中心として全国に約1300社の(富士神社)が分布する。富士山8合目以上の大半の境内(詳細は富士山本宮浅間大社にて)とする「富士山本宮浅間大社」(静岡県富士宮市)を総本社としているが、東口本宮富士浅間神社(静岡県駿東郡小山町)や、北口本宮富士浅間神社(山梨県富士吉田市)を総本社とする考えもある。

浅間大神は、木花咲耶姫命のことだとされるのが一般的である。浅間神社の祭神がコノハナノサクヤビメとなった経緯としては、コノハナノサクヤビメの出産に関わりがあるとされ、火中出産から「火の神」とされることがある。しかし、富士山本宮浅間大社の社伝では火を鎮める「水の神」とされている。しかし、いつ頃から富士山の神が木花開耶姫命とされるようになったかは明らかではない。多くの浅間神社のなかには、木花咲耶姫命の父神である大山祇神や、姉神である磐長姫命を主祭神とする浅間神社もある。浅間神社の中には、浅間造りと呼ばれる特殊な複合社殿形式を持つものもある。浅間大神は神仏習合によって、浅間大菩薩と呼ばれることもある。詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E4%BF%A1%E4%BB%B0をご覧下さい。