後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「富士山の忍野八海の雪景色」

2023年12月30日 | 写真
忍野八海には豊な湧き水があちこちの泉から噴き出しています。その清冽な湧き水に惹かれて何度も訪れました。その懐かし忍野八海の雪景色の写真をお送り致します。
寫眞の出典は、https://travel-dailyphoto.com/2022/02/21/fuji-oshino/ です。


「年末にあたり宗教心のことを改めて考える」

2023年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は宗教のことを少し書くことにします。さて宗教心とは何でしょうか?
カトリック小金井教会もクリスマスイブのミサに行きながら宗教のことを考えていました。宗教心すなわち信仰心のことです。
1番目の写真は昨日クリスマスイブのミサに行ったカトリック小金井教会です。
さて宗教を信じることを信仰心すなわち宗教心と定義してみましょう。信仰心と宗教心は同義語と定義します。
すると宗教とは何かという問題が出てきます。神道も仏教もキリスト教もイスラム教もみな宗教です。
ですからこれらの宗教を信じれば宗教心があると言えます。
しかし宗教を信じない人でも亡くなった父母を時々思い出して、自分を守ってくれていると思うことがあります。
あるいは、お彼岸に先祖代々のお墓の掃除をして線香を上げて手を合わせます。するとご先祖さまが自分の家内安全を守ってくれているような気がします。何時もは忘れているご先祖さまを身近に感じ、自分達の幸せを守ってくれるように感じます。
これが人間が原始時代から持っている宗教心と言えます。
原始的な宗教心は先祖への崇拝の気持ちだけではありません。巨木や山や高い滝に対して神秘的な力を感じ、それらに自分の健康と幸せを祈る気持ちが自然に湧いてきます。これも宗教心です。
そして原始人が火を使い始めると同時に火の不思議な力に感動します。そして火そのものを祈りの対象にする人々も現れます。
そして太陽を信仰する原始宗教もあります。
このような原始的な宗教心は現在でも私達の宗教心の見えない土台として重要な役割を果たしていると私は考えています。

これらの原始的な宗教心は現在でも非常に大切だというのが今日の私の主張なのです。
そして私はこの原始的な宗教心を土台として日本人は神道や仏教やキリスト教を信じていると考えています。
さて原始的な宗教に対して仏教やキリスト教やイスラム教を高等宗教と言う場合があります。
原始宗教と高等宗教の違いは体系的な教えがあるか否かによって分類出来ます。
仏教やキリスト教やイスラム教には体系的に書かれてた教義があります。それに対していろいろな原始的な宗教には体系だった教義がありません。
このように書くと原始宗教と高等宗教ははっきりと分けられそうです。
しかし人間は一般的に原始宗教と高等宗教の両方を信じていることがあるのです。
例は四国のお遍路さんの信仰心です。お遍路道を苦しい思いをして歩く時に「同行二人」と信じて苦しさを忘れて歩き通します。弘法大師さまが自分と一緒に歩いて下さっているから頑張れるのです。
このように信じることはご先祖さまが生きていて常に子孫を守っているという信仰と似ています。
そこにはお釈迦様の教えより弘法大師さまが重要な役割をしているようです。
弘法大師さまが生きていて自分とお遍路道を一緒に歩いて下さっているという信じ方は何か原始宗教的な信じ方です。
このような信仰心のあり方はキリスト教にもあります。イエス様が何時も自分と一緒に居て下さっているという信じかたです。
そして最後の晩餐でパンを割き、弟子たちにこれを自分の肉体の記念として食べなさいと手渡したのです。ブドウ酒をイエス様の血として飲みなさいと言って弟子たちに飲ませたのです。
カトリックやロシア正教のミサや礼拝ではこの最後の晩餐と同じことを行います。
小さなパン片を信者一人一人に神父様が「イエスの体」と言って食べさせます。信者はパンの一片をイエス様の肉体の一部として食べるのです。
葡萄酒をイエスさまの血として飲むのです。このような信じ方はあまりにも原始的です。
しかし私はそれを信じます。パンの一片をイエス様の肉体の一部として食べるのです。
このように高等宗教の実際の信仰のあり方に原始宗教的な信仰が混在しているのです。
宗教改革以後に生まれたプロテスタントの諸宗派はこのような原始的な信仰を嫌います。ですから小さなパン片を信者一人一人に神父様が「イエスの体」と言って食べさせる儀式はしませません。

今日は人間の宗教心に関することを少し書きました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「消えてしまった年の暮れの風物詩、門松売りの露店」

2023年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム
毎年スーパーで門松を買って来て飾ります。これでお正月が来ます。
しかし以前は、門松やしめ縄は12月の末に出る露店で売っていました。
その店が何時の間か消えてしまい、最近はスーパーなどの花売り場で売っています。昔は歳の市は暮れの風物詩でした。
この風物詩が無くなって私はとても寂しい思いをしています。
ところが古い町の府中市の大國魂神社に行くと、門松売りの店があります。去年までは車の運転が出来たので毎年買いに行きました。去年家内が撮った写真をお送り致します。
1番目の写真は府中市の大國魂神社の入り口の大鳥居です。
2番目の写真は拝殿へ続く正面の参道です。参道の左右に露店の屋台が並んでいます。
3番目の写真はその屋台の写真です。屋台はお正月に詰めかける多数の参拝客のための露店でした。焼き鳥や焼きソバやサザエの壺焼きなどを売る露店です。しかし門松売りの露店はありません。しかし地方に行けばあります。
ネットで「門松売りの全国の露店の風景写真」を丁寧に検索しました。
1つのブログに松本市の門松売りの店の風景写真を見つけました。

4番目の写真は門松やしめ縄などの店が並ぶ縄手通りの風景です。
写真の出典は、
https://blog.goo.ne.jp/momosi77/e/f436fa9d09b30c4f4a45f1c8c12e51b6 です。

5番目の写真も縄手通りで売っている門松の写真です。

さて皆様のお住まいの地方ではまだ門松やしめ縄などの露店がありますでしょうか?
考えてみると門松などは自分で作るものなのでしょう。
私も元気だった頃は甲斐駒岳の麓の山林の小屋へ毎年、門松を採りに行き、家内が作っていました。
老境になり山に入るのが出来なくなって最近はスーパーから門松を買っています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人) 

「間もなく大晦日、お正月なので冬の花々の写真を」

2023年12月30日 | 写真
冬の寒さが日本列島を覆います。大晦日やお正月ももうすぐです。この季節の野山は寒すぎて花々がほとんどありません。それでも寒さにめげず咲いている花があります。師走のロウバイと水仙の花、そしてセンリョウ(仙蓼/千両)やマンリョウ(万両)などが赤い実が冬を彩ります。
そしてマンサク、サンシュユ、紅梅白梅が咲きます。その上、栽培種の西洋サクラソウやパンジーやシクラメンが花屋の店先を華やかにします。

今日はこれら師走とお正月の花々のロウバイ、紅梅、水仙、ヒイラギモクセイの花、センリョウの実そして西洋サクラソウの写真をお送りいたします。
1番目の写真はロウバイの花です。写真の出典は、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000407.000022856.html です。小金井公園にも咲いています。
2番目の写真は紅梅の花です。写真の出典は、https://www.kantoko.com/?p=1259 です。自宅の庭にも紅梅と白梅がまもなく咲きます。
3番目の写真は水仙の花です。写真の出典は、https://madamn.exblog.jp/iv/detail/?s=21210139&i=201312%2F21%2F30%2Fc0222430_13311273.jpg です。
自宅の庭にも10年前に伊豆の爪木崎から買って来た水仙が咲いています。
スイセンの名所として全国にあります。あまりにも数が多いので、「全国 水仙の名所 一覧表」のURLのみを以下に示します。それは、http://hananomeisyo.sakura.ne.jp/suisen-meisyo.htm です。
4番目の写真はヒイラギモクセイの花です。写真の出典は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AE です。
ヒイラギ(柊・疼木)はモクセイ科の常緑樹です。葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」という古語の動詞が名前になったそうです。
5番目の写真はセンリョウです。写真の出典は、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6 です。
センリョウ(仙蓼/千両)は冬に赤い果実をつけ美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでマンリョウ(万両)などとともに正月の縁起物とされています。
6番目の写真は西洋サクラソウの「湖畔の夢」という品種です。
この新種の「湖畔の夢」は園芸家の石塚健壽さんがつくりました。私が撮った写真です。
7番目の写真は温室の中に一面に咲いている西洋サクラソウです。
隣町の小平市に去年まであった石塚園芸店の温室です。これも私が撮った写真です。石塚園芸店が閉店して残念です。毎年通った懐かしい店でした。何度も行っているうちに石塚健壽さんとは親しくなりました。
彼は花の栽培家だったのです。精魂こめて交配し20種の西洋サクラソウの新種を作ったのです。
その石塚園芸も廃業してしまいました。お世話になった石塚健壽さんが懐かしいです。感謝しています。

嗚呼。時の流れの速さに驚きます。今年も間もなく師走やお正月がやって来ます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)