後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

第51回、「八丈島フリージアまつり 」へのご案内

2017年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム
何年か以前に冬の八丈島を独りで旅をしたことがあります。そうしたら天候が荒れ出して帰りの客船も飛行機も欠航続きになりました。
独り旅だったので、島に取り残され心細い思いをしました。その折に島の人々がとても親切にして下さったのです。
その恩返しに八丈島で行われるイベントは宣伝するようにしています。なるべく多くの方々に八丈島を訪問して頂きたいのです。

今日は第51回の「八丈島フリージアまつり」をご案内したいと存じます。
今年は3月19日(日)から4月2日(日)まで開催されます。
八丈富士を望む広大なフリージア畑で、美しい花を無料でつみ取ることができます。
約35万本の黄色、白、ピンク、紫、赤など、色とりどりの愛らしい花に囲まれて、春の訪れをお楽しみ下さい。
フリージアの花の鑑賞と無料つみ取りの他、花遊び体験ワークショップ、島内スタンプラリー、八丈太鼓演奏&体験などのイベントも楽しめます。
詳しくは、http://www.rurubu.com/event/detail.aspx?ID=14176 をご覧ください。

八丈島へは羽田から毎日飛行機があります。また竹芝桟橋から毎日、船旅を楽しめる客船が出ています。島には洒落たホテルや民宿が沢山あります。
それでは1,2,3番目の3枚の写真で八丈島のフリージア畑の風景を示します。






八丈島は想像以上に大きな島です。東に10万年前に噴火で出来た三原山、西に1万年前に出来た八丈富士、そして西の海上には八丈富士の弟のような急峻な火山が突き出ています。この3つの山が近過ぎず、遠う過ぎず、丁度良い距離でどっしりと座っています。この配置が雄大な景観を作っています。島の周囲は60Kmで東京の千代田区、港区、新宿区、中央区などの合計位の大きさだそうです。
八丈富士の中腹に広大な牧場があり、そこまで車が上がれます。写真を撮るには丁度よいので2回登りました。
伊豆七島の大島や神津島へは何度か行きましたが、景観の雄大さという点で八丈島は抜群です。

八丈島で感動的なことは、島全体が熱帯性の植物で覆われていて、さながら天然の植物園のように見えることです。
そして忘れられない人に歴史民俗資料館でお会いした細谷昇司氏という方がいます。地域歴史の専門家で、その後、数か月にわたってメールの交換もしました。島独特の風習や歴史を教えて頂いたのです。
例えば、島から約6000年前の縄文時代の人々の遺骨や石器・土器が出土していることを教えて頂きました。
そして石斧の石は海岸にあるような石ですが、土器に使われた粘土は火山で出来たばかりの島には有る筈がありません。従って縄文人は土器を持って太平洋を渡って本州から来たのです。それを証明するために海用のカヌーで伊豆半島、大島、神津島と島づたいに漕ぎ渡った青年の写真も送ってくれたのです。
そんな楽しかった八丈 島への独り旅の思い出を楽しみながら皆様へも島で撮った風景写真をお送りいたします。

4番目の写真は東の三原山の中腹から撮った八丈富士の風景です。手前の町は大賀郷町です。左の方向に飛行場が見えます。そして町の左右に港があります。風の向きによって客船の発着する港が変わります。

5番目の写真は八丈富士の南西の沖に浮かぶ八丈小富士です。以前は人が住み、小学校もありましたが現在は無人島です。

フリージア祭りの折に、レンタカーで八丈島の全部を巡る旅もたのしみましょう。あちこちに温泉があり、気軽に入浴が楽しめます。
海の風景も雄大です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

1 コメント

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Unknown (ぱぴっち)
2017-03-17 13:26:41
いつも楽しく拝見しております。
4番目の写真は三原山の東端にある登龍峠付近からの写真ですね。夜景もとてもきれいなところです。
飛行場の右側に広がっている町は三根という地名です。大賀郷は飛行場の真ん中より左手の方向(西側)になります。
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