575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

セーターの愛しい胸に陽を埋め  郁子

2010年12月17日 | Weblog
愛しい人のセーターに胸に顔を埋める、というシーンが
自動的に思い浮かびます。

埋めるのは、顔ではなく陽、冬の光です。

冬の陽がセーターの胸のあたりに集まり、
暖かくなっているのでしょうか?
あるいは、光に托し、自分の思いのことを
言っているのでしょうか?
あるいは・・・

句としては、今ひとつ描ききれていないのですが
とても魅力的な句です。

作者は、太陽の恋と言っていました。

ウーン!参った。   遅足

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金星の肩を叩いて寒の陽が    朱露

2010年12月17日 | Weblog
      
      夜明け前東多米山脈上空が白くなる。
      頭の上には明けの明星が光っている。
      すると一筋の光の矢が金星を射抜く。
      年賀葉書は「初日かな」にして出す。


                
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