575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

行く年や日の出の前の山睨む    朱露

2010年12月25日 | Weblog
    十二月二十五日朝七時日の出を前の山。
    西から来る雲が赤らみつつ山脈へ向う。
    空は青く光って来たが下界はまだ暗い。
    七時二十分顔面に日が射し眼が眩んだ。

              


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寒雀むかしは道のやわらかき   五味一枝

2010年12月25日 | Weblog
冬になると、わが庭にも雀がよく姿を見せます。
猫が見ていてもあまり気にしていないようです。
餌が少なくなって、お腹が空いているのでしょうか?

道が舗装されていなかった昔のほうが
確かに雀の数が多かったような気もします。
瓦屋根の家が少なくなり、雀にとっては、
巣をつくる場所が減っているそうです。

         

先日、京都の伏見稲荷に行ってきました。
参道には、お土産屋さんが、ずらっと軒を並べていました。
ふっと見たら、「寒すずめ一本500円」と書いた札。
雀の焼き鳥・・・
店の人の話では、寒中の雀は美味しくて、薬にもなると、
人気があったそうです。

どうしようかな?と、一瞬迷いましたが、パス。
甘酒で寒さをしのぎました。

    寒雀串を刺されて売られける   遅足

          




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