575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

起き抜けのセーターの首後ろ前  立雄

2010年12月26日 | Weblog
前と後。
この言葉は人類普遍と思っていたら、意外、
前後、というコトバを持たない種族があるという。

一般には、目があるほうが前。ない方が後。
あるいは、足の向いているほうが前?
前進、後退。
前進には良いイメージ、後退には良くないイメージがある。
なぜ?

ミドリムシのような単細胞の生きものにとって
どちらが前なんだろうか?
目がないから、刺激があると、反射的に動く。
動いた方向が前?

なんて考えると、境界というものが怪しく感じられる。

起き抜けは、意識がぼんやりとしている。
ひょとして、ミドリムシに戻っているのだろうか?

               遅足

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孫娘とべい独楽喧嘩年忘    朱露

2010年12月26日 | Weblog

   道徳、宗教、政治的確信に基づく犯罪、
   これを「確信犯」と言う。
   俳句で「孫」を詠むのはみっともない。
   知っていて詠むのは、図図しいと言う。

             

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