雪女という季語があります。
私や朱露さんは、好きな季語ですが、
女性には、ほとんど人気がありません。
真鍋呉夫さんには雪女の句が多く、
雪女という季語について、こう言っています。
科学の時代、もう、雪女の実在を信じる人はいないだろう。
しかし、この季語を生み出したのは、
生命の母胎としての自然への畏敬の念である。
この季語には、かぎりある命を永遠な時空に解き放つ力があり、
私達が失った自然への畏敬の念を取り戻す力がある、と。

真鍋さんには、こんな句があります。
花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく
花よりもくれなゐうすき乳暈(ちがさ)かな
白桃を剥くや膜なす光の蜜
雪 桜 蛍 白桃 汝が乳房
雪・花・蛍・白桃=乳房という方程式です。
(遅足)
私や朱露さんは、好きな季語ですが、
女性には、ほとんど人気がありません。
真鍋呉夫さんには雪女の句が多く、
雪女という季語について、こう言っています。
科学の時代、もう、雪女の実在を信じる人はいないだろう。
しかし、この季語を生み出したのは、
生命の母胎としての自然への畏敬の念である。
この季語には、かぎりある命を永遠な時空に解き放つ力があり、
私達が失った自然への畏敬の念を取り戻す力がある、と。

真鍋さんには、こんな句があります。
花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく
花よりもくれなゐうすき乳暈(ちがさ)かな
白桃を剥くや膜なす光の蜜
雪 桜 蛍 白桃 汝が乳房
雪・花・蛍・白桃=乳房という方程式です。
(遅足)