575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬枯れの穂先ひかりをやわと受け   晴代

2013年12月28日 | Weblog
穂先のゆれる様が浮かびます、と結宇さん。

先日、東山の森へ散歩に出掛けました。
木々はすっかり葉を落とし、草は枯れて寂しい風景でした。
芒の原っぱには一面に白い穂・・・
光を受けて浮かんでいるように見えました。

作者の見たのは一面の狗尾草だったそうです。
冬枯れのなかに暖かさを発見した句ですね。

光を詠んだ句はいろいろ。
晴代さんは、穂が光を「受ける」と捉えました。

光を「ためる」「こぼす」
光と「あそぶ」
光が「洗う」「集う」

など、様々に光と遊べそうですね。
                     遅足

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波の穂の頭くだけて虹の立つ風神の子の駆けてゆくらん     遅足

2013年12月28日 | Weblog
12月10日。終日航海。

昨日の雨はあがり、朝から晴れ。船は横揺れ。

風速30米で強風警報。波の高さは3~4米。
船はうねりに揺れる。波がぶつかる音が船体に響く。
しぶきが甲板をうち、外出禁止。

日本は春と秋の前線。夏の台風。冬の北風。
四季、風の神に守られた国とは、船長さんのお話。
元寇のことを思い出す。

船が種子島の東を北上するに連れて気温は低下。
冬の日本に帰ってゆく。

夕食のドレスコードはフォーマル。
男性は、ダークスーツ、タキシード、紋付羽織など。
女性は、イブニングドレス、カクテルドレス、和服(留袖・訪問着)に。
女性の和服姿はなかなか良い。

船内の映画館で、映画「ミッドナイト・イン・パリ」を観る。

早く就寝。オヤスミナサイ。
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