575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

定められし白砂の道ゆったりと汗腺のなき水牛は引く    遅足

2013年12月22日 | Weblog
12月6日

午前8時、石垣島に入港。まだ暗い。曇り時々雨の予報。

入国・税関の手続き。700人の乗客。結構時間がかかる。
埠頭には琉球海運のコンテナが並んでいる。
8時半。
西表島、油布島、竹富島など離島に向かう連絡船が一斉に出てゆく。

午前と午後に一回づつ船室の掃除が行われる。
フィリピンの女性達の仕事。
レストランのウェーターなどもフィリピンの男性。

タガログ語の挨拶が出来るようにと勉強。
一つだけはと「ありがとう」の「サラマッ」を覚える。
「ポ」をつけて「サラパッポ」が「ありがとうございます」に。

当初は、客船の階層社会に違和感を。
申し訳ないという気持ちがどこかにありました。
それも慣れるにつれて、当然と思うようになっています。

  たっぷりと雨ふくみたる雲は来ぬ激しく叩く石垣の島

午後、竹富島の観光に。雨は止んで曇り。
水牛の引く車に乗って小さな町を一巡。

  二十人の客を乗せたる木の車 水牛動けばぐいっと進む

水牛車の持ち主は竹富島の出身。お隣の石垣島に就職。
定年後もそのまま石垣住まいだそうです。

  乗客も馭者も定年退職者 定年まじかの牛に引かるる

  

フィリピンの人達のサービスを受けて夕食。
石垣島に停泊。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする