575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

嬉嬉として落ちるぎんなん揺すられて    亜子

2013年12月11日 | Weblog
稲沢市の特産品として名高い、祖父江町のぎんなん。
冬のはじめになると風物詩のようにマスコミで紹介されています。

作者がこの町を訪れた時のことを詠った句。
揺すられて、に、人も銀杏も嬉しそうだった様子を託した、とも。

この地方は伊吹おろしが強く防風林を兼ねて、
神社・仏閣・屋敷まわりに銀杏が植えられてきました。
しかし銀杏生産を目的とした栽培は意外と新しく、
明治に入ってからで、100年ほど前だとのこと。

品種改良が行われ、粒の大きな銀杏が生産されています。

                    遅足



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句会ちかづく。      遅足

2013年12月11日 | Weblog
今回の題詠は「冬枯(ふゆがれ)」です。
冬が深まると、野も山も川まで枯れ一色になった風景です。

  きしきしと帯をまきをり枯るる中  橋本多佳子

この句のように「枯れる」「枯(かれ)」も季語。
また、冬枯の仲間として、「枯木」「枯柳」なども傍題。

どんな句が集まるのか?・・・楽しみです。






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