575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬枯れの明るい山道ひとりゆく   能登

2013年12月24日 | Weblog
冬枯れという上五のさみしさを
明るい山道という中八が裏切ってゆく。
この句の魅力は、この辺にありそうです。

万緑だった山も、木の葉が落ち空が広く明るくなります。
しかし、どこか寂しい山道をひとり歩いていく人。

同じ作者の句。
 
  桐一葉宣告余命残し逝く

親しい知人が亡くなられました。
山道をゆくのは、この方の後ろ姿かも知れません。

                      遅足

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陸にある漁船の下に日差し避け男二人が泡盛を酌む   遅足

2013年12月24日 | Weblog
12月7日。
曇り。午後、雨の予報。

奥さんは西表島のツアーへ。
船内をぶらぶら。メイドさんは船室の掃除・整頓。
船首の甲板ではフィリッピン人の男性2人がパソコンを操作。
ふるさとにメールを送っているのだろうか・・・

岸壁には、海上保安庁の巡視船「よなくに」と「はてるま」が停泊。
尖閣列島をめぐる中国船との神経戦の疲れを癒しているのだろうか?
本土のテレビからは、尖閣の様子が消えていったが、
沖縄のテレビではきちんと報道されているとのこと。

  一面のトップに秘密保護法案成立と八重山毎日新聞

お茶を飲みに寄った食堂に置いてあった新聞。
「視野は世界、視点は郷土」という編集方針とのこと。
飛鳥の入港の記事も。市長さんの表敬訪問。乗客は700人と。

漁港から街の市場に回る。記念にミンサー織を買う。  
ミンサー織の模様には、■が5つと、4つ。
「いつの」の「世」がかけてあり、
いつの世までも末永く、という願いを込めたものとか。

午後5時、石垣島出港。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする