575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬枯れや受け入れること教えられ   麗子

2013年12月27日 | Weblog
新緑から夏の緑、秋の紅葉から冬へ。
草木は枯れ果てて、やがて土にかえります。寂しい風景です。

しかし冬枯れの庭をよく見ると・・・
植物は冬芽を育てて、春への準備を終えています。
草木はきびしい冬を受け入れているのです。

人生にも冬はあります。冬枯れの景気を見ていると・・・
受け入れようという気持ちになりました。

俳句には、気持ちをストレートに表現するものと、
景色に心を託す詠み方があります。

草木が冬を受け入れている姿を描くと
どんな句になるのでしょうね。

                     遅足

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風強く波白く立つ海峡に激しき雨の橋は架かれり    遅足

2013年12月27日 | Weblog
12月9日。

目覚めると、左舷に奄美大島、右舷に加計呂麻島。
狭い海峡を船はゆっくりと進んでいる。
午前8時半、古仁屋沖に投錨。

11階のラウンジで、町長さんたちが歓迎のセレモニー。
古仁屋ではマグロの養殖が盛ん。
まるまる一匹を調理して歓迎します、と挨拶。

本船のテンダー・ボートで上陸する人も多い。
午後の加計呂麻島観光に備えて自重。
ところが昼近くなって風、雨ともに強まる。
船長さんの判断で加計呂麻島観光は中止に。
一歩も上陸することはなかった。

加計呂麻島は、昔、大日本帝国海軍の基地があったところ。
作家の島尾敏雄の小説の舞台にも。
また寅さんシリーズの最終作のロケ地。
残念。

午後4時半 抜錨。大阪港へ。 
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