575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

六月の夫の背中に薬塗り  麗子

2017年07月03日 | Weblog
六月は梅雨の季節。
気温も湿度も髙く、むしむしとした気候。
クーラーがあるとはいっても、肌がべとべと、
過ごしにくいものです。
赤ちゃんにあせもが出来たり、
眠っていた水虫が目を覚ましたり
アトピー性皮膚炎も悪化したり・・・

六月が来ると、夫の背中に薬を塗る。
季節の移り変わりを肌で感じます。
六月という季語が効果的です。

いつかは二人は一人に。
背中が痒い時には一人では薬を塗れません。
いまは孫の手のような道具もあるとか。
奥さんの手で背中に薬を塗ってもらえる。
ささやかな、しかし大切な時間です。

                遅足



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