575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

園バスの子の目の先に夏つばめ  郁子

2017年07月30日 | Weblog
幼稚園バスに乗っている子供。一人?二人?
なにかを目で追っています。
作者の目の前を横ぎって飛んでいく影。
それは燕の姿でした。
ああ、園児たちが見ていたのは燕だったと。

季語は夏燕。
燕は、春、南方から渡ってきて、春から夏にかけて産卵。
雛を育てる頃の夏燕は、野や町を忙しく飛び回っています。

言外にバスを待っているお母さんの姿をも連想させます。
この句のままでも良いと思いますが。
もう少し映像を補ってみました。

  バス降りる子の目の先へ夏燕

イマイチですね。遅足


コメント
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