575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ミニ遠足     麗子

2017年07月06日 | Weblog
台風一過の昨日、郁子さんの運転で藤井四段の地元、瀬戸に遊びに行きました。
瀬戸市美術館で開催中の「曜変・長江惣吉展」を見に行きました。曜変とは中国宗代の陶磁器で室町時代から最高の宝物として珍重されてきたそうです。現在、完全な天目茶碗は世界に3点しか存在しないそうです。

その曜変天目茶碗を瀬戸出身の長江惣吉さんが酸性ガスを使って再現し、新たな作品を制作されています。
その小さなお茶碗の中に宇宙が存在するかのような神秘的な光彩。見る角度によって色合いも違ってみえます。漆黒の宇宙の中の星雲のようなきらめきの釉薬。
暑い夏にはぴったりの展覧会です。

その後、滝を見にいこうということで岩屋堂まで足を伸ばしました。行基が聖武天皇の病気平癒を祈ったといわれる巨大な岩の祠。目や耳の病気にご利益があるそうです。
そのすぐ横に暁明ヶ滝がありました。台風の翌日ということで水量も多く、マイナスイオンたっぷりのひんやりとした涼感スポットでした。

帰り道に藤井四段の快挙を祝う横断幕のある瀬戸セラミックプラザに立ち寄り、お値打ちな蕎麦ちょこをお土産に帰りました。
藤井四段の活躍で一気に注目を浴びた瀬戸市。ミニ遠足としてとても楽しいところでした。郁子さん、本当にお世話になりました。

             掌に広がる銀河の茶碗かな    麗
コメント (1)
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