575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬はじめ子らも鎌手に歩道(みち)の草   千香子

2018年12月10日 | Weblog

町内会で公園に集まってから、
それぞれの地域の草取りをしました、と作者。

子供たちも軍手をはめ、鎌を持って参加しました。
歩道(みち)の草、という下五の表記に作者の工夫が。
草、だけで十分、意味は伝わります。

冬はじめ、子、草取り、の言葉を生かして残り6音。
この6音を使って子らの様子を写生すると、
作者らしい句が生れると思います。

 冬はじめ軍手の子らの手は鎌を  遅足




コメント (1)
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