575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

12月句会の結果です。

2018年12月21日 | Weblog
年の暮の句会。
千香子さんからの差し入れ、殿の参加とにぎやかな句会でした。
ごらんの結果となりました。遅足

題詠「年の暮など」
①地底より車輪の響きゆく今年(等)佐保子・遅足・亜子・千香子・麗子
②孫追って己(オノ)が迷子の年の市(結宇)智恵・遅足・静荷・等・郁子
③寄せ植えに赤多くして年の市(麗子)静荷・晴代
④自国主義秩序を壊し年の逝く(能登)佐保子・亜子
⑤紙の束シュレッダーにかけ年暮るる(晴代)結宇・すみ
⑥何処へとゴーギャンに問う除夜の鐘(殿)結宇・能登・佐保子・亜子・等・千香子・狗子・郁子
⑦年の瀬に熱くフレディ・マーキュリー(郁子)能登・智恵・麗子
⑧よれよれと歩く我が影年の果(静荷)殿・狗子
⑨門松の材あつむとふ友に会ふ(佐保子)晴代
⑩ガン抱え槇のせんてい年の暮(千香子)殿・麗子
⑪行く年を異国のひとと分かちあふ(遅足)結宇・能登・すみ・静荷・狗子・郁子
⑫街師走ゆっくり急ぐ老い二人(亜子)智恵・すみ・等・晴代
⑬爆竹の合い間に二つ除夜の鐘(狗子)殿・遅足
⑭賀状書き平成想う夜更けかな(すみ)千香子
 
自由題
①クリスマス施設の友の車いす(千香子)結宇・佐保子
②樹に在れば蜜柑も柿も解らぬ子(静荷)能登・郁子
③焙(ほう)じ茶の香りひと匙年惜しむ(亜子)結宇・智恵・殿・遅足・静荷・千香子・狗子
④友の書の安座の二文字冬館(佐保子)郁子
⑤ふれあえば散る木の葉ありわが木の葉(遅足)佐保子・亜子・静荷・千香子・狗子
⑥並び家の境にひそと花八つ手(晴代)能登・殿・すみ・等・麗子
⑦冬の時化髭面むさきコップ酒(能登)佐保子・千香子・晴代
⑧静かなる仏の里の冬紅葉(麗子)狗子
⑨手あぶりの炭尽きたまま選句かな(結宇)能登・智恵・すみ・等
⑩一年はボレロの如し除夜の鐘(殿)遅足・亜子・等・晴代・麗子・郁子
⑪老二人グラス見詰めし聖夜かな(等)
⑫失物を探して暮るる木守り柿(郁子)すみ
⑬着膨れて思考鈍るや木偶の坊(すみ)智恵・殿・静荷
⑭吾子たちへとどけ聖夜にサクソホン(狗子)結宇・遅足・亜子・麗子

次回は1月23日(水)午後1時20分になります。ご注意下さい。
場所は、愛知芸文センター12階C会議室。
題詠は新年に関係する季語。すべてOKです。


コメント
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