575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

今年の年間グランプリは?   麗

2018年12月27日 | Weblog
平成30年も残り今日を入れて5日。今、まさに年賀状を書いています。
年末にあたり、改めて今年一年のトップ賞の俳句を振り返ってみました。

1月

鳥肌に細かなあぶく初湯かな   能登

2月

ポッケで鳴る鈴ほどの「ぽっ」梅の花  郁子

3月

囀りや野辺の地蔵のおつむから   立雄

4月

晩春や十分生きたと夫の嘘   佐保子

5月

掃除機で連休を吸う立夏かな   郁子

6月

屈託の顔の手土産さくらんぼ   晴代

7月

陽は熟みて水面死す河骨の花   等

8月

恐竜の深き眼に星流る   郁子

9月

栗の実や片寄せ眠る毬のなか  等

10月

何事ぞ呵々大笑の熟れ石榴   亜子

11月

木魚までとどく日差しや冬はじめ   遅足

12月

何処へとゴーギャンに問う除夜の鐘   殿

いかがでしたでしょうか?こうやって並べるとかなりレベルの高い句会ですね(自画自賛!)
そして、今年の俳句なのにもう懐かしい感じがしますね。
今年も色んな季語に挑戦しました。
来年も上を目指して精進しましょう。
今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。麗
コメント
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