人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

スポンジ頭の環境論

2006年05月10日 | 今日の雑感雑記

Photo_41

 今日はちょっと堅い話。同じシダ植物だから似ているのは当然と言えば当然なのだが、 一方は数mにも成長する木生シダ、かたや森林の下草程度のただのシダ。ルーツが同じ でも生育環境が異なれば、ここまで形態が変わります。これを進化がもたらす生命の(種 の)多様性と言うのでしょう。シダ植物はこの他にもワラビ・ゼンマイ・コゴミなど(食べられ る物しか頭に浮かばないとは、何という発想の貧困)、白亜紀の絶滅種にリンボクなるドで かいシダ植物も有りました。

 環境の変化は種の多様性をもたらすと同時に、絶滅をも引き起こします。地球環境が 過去数億年間まったく変化しなかったら、生物の進化や種の多様化はあり得たのでしょう か。環境保護論者は、環境をどうしろと言っているのでしょうか。現状維持?過去に戻 す?それとも今とは別の環境にする?その場合我々人間の生活はどうなるの?てなこと を暇にまかせてスポンジ頭で考えてみたいと思います。

 BSE?なにを今更、当の昔に感染しているわいな、私の場合は。