植物の芽は普通茎の先端に形成されるか(頂芽)、葉の付け根(節)に形成される(腋芽)。
それ以外の部分に形成されるものを不定芽といい、同時に出てくる根は不定根といいます。
決まった位置から出てくる「定芽」に対する語です。
葉や根の一部から出てくる場合が多く、無性生殖で新たな個体となる。
条件さえ整えば、大抵の植物に見られる現象です。
この性質を利用したのがシャーレやフラスコの中で行う組織培養法(器官培養)です。
葉の縁に出来たセイロンベンケイの不定芽です。地面に落ちてドンドン増える。
キンチョウの葉の先端に形成された不定芽、斑模様の円筒状のものは葉です。
見掛けに寄らず朱色の美しい花を咲かせるそうですが、まだ見たことが無い。