5月も下旬、木々の葉もそろそろ初夏の装い、でも青葉若葉の新緑は何度見てもいいですな。
足元の草むらに目を向ければ、なにやらゴチャゴチャと咲いている。
先日のブログで「花弁は葉の変化したもの」と書いてしまったが、これに該当するものは、このツルアジサイのようにユキノシタ科の装飾花(花弁ではない)でした。すみません。
では普通の花はというと、葉で作られたフロリゲンというたんぱく質が茎頂や葉の付け根など花芽が出来る場所へ運ばれて、花芽を作る遺伝子のスイッチを入れる。
スイッチの入った一様な細胞は、がく・花弁・おしべ・めしべなどの器官へと分化する。
どの細胞がどの器官になるかは、三つの遺伝子の組み合わせで決まり、これをABCモデルという。
Aのみの遺伝子ではがく、A+Bでは花弁、B+Cではおしべ、Cのみではめしべへと分化する・・・・と言われている・・・・花についてのうんちくでした。