2013年1月22日 午前4時52分、波照間島の南南東の空です。
集落から数百m農道を南へ、海の見える所まで行けばこの様な星空が広がります。
集落は背後、波照間島灯台は東側、人工の明かりは全くありません。
では南十字星(南十字座)付近を拡大してみましょう。
PENTAX K-5 Ⅱ 35mm換算60mm F 5.0 露出 33秒 ISO3200で撮りました。
北緯24°の波照間島で南十字星の高度が最も高くなる南中時刻は
1月10日 午前6時頃 2月10日 午前4時頃 以下ひと月に2時間ずつ早くなります。
波照間島で南中時のα星の高度は約3°、γ星は約9°の位置になります。
一等星であるα星が二等星であるγ星より暗いのは、大気減光のせいです。
南半球で見る南十字星は、ギンギンに光り輝く南天の天の川の中に有るのですが、ここからはかろうじてエータ・カリーナ星雲が写っているだけです。
南中時の星の高度は次式で計算できます。
南中時の高度(h)=90°-σ(観測地の緯度)+δ(星の赤緯)
α星の赤緯は約-63°ですから、ギリギリ北緯27°の与論島から
南十字星の四つの星を見ることが出来ます。
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