人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

樽前山の植生分布・他

2008年10月23日 | 自然観察

Photo

白く光っている点々が植生の付いている所です。

上へ上へと勢力圏を広げようとする植物と、斜面崩落とのせめぎ合いのラインが見て取れます。

噴気の有る所は、岩盤がもろく成っているため崩壊土砂が多く、植生ラインが下がっている。

ガリー浸食部や登山道(右下)にも植生が入り込めません。

最先端のパイオニア植物は何なんでしょう、地衣類でしょうか、登って見てみたい。

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西山の南斜面です。窪地に成って風の当たらないガリー浸食部に植生が集中しています。

斜面がかなり安定して来ている事を示しています。

植生の無いガリーが数条見えますが、ここはまだ崩壊が進んでいる所です。

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活動が活発なA火口の周辺には植生が分布していません。

東山にもガリーに沿った筋状の植生分布が見られます。

Photo_4

羊蹄山と尻別岳です。ニセコ連峰は羊蹄山の陰になります。

樽前山から羊蹄山までは50kmありますが、この間の地形は、見かけ上平坦に見えます。

まるで隆起準平原の様で、接峰面図を書いたら真っ平らに成りそうです。

地質は、中新世の火山砕屑岩類と更新世の火砕流・溶岩類です。


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1 コメント

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小さくかわいらしく見える羊蹄山、なんだか火星の... (いいじお)
2008-10-26 13:12:31
小さくかわいらしく見える羊蹄山、なんだか火星の写真、またはカシミールのCGみたいです。
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