白く光っている点々が植生の付いている所です。
上へ上へと勢力圏を広げようとする植物と、斜面崩落とのせめぎ合いのラインが見て取れます。
噴気の有る所は、岩盤がもろく成っているため崩壊土砂が多く、植生ラインが下がっている。
ガリー浸食部や登山道(右下)にも植生が入り込めません。
最先端のパイオニア植物は何なんでしょう、地衣類でしょうか、登って見てみたい。
西山の南斜面です。窪地に成って風の当たらないガリー浸食部に植生が集中しています。
斜面がかなり安定して来ている事を示しています。
植生の無いガリーが数条見えますが、ここはまだ崩壊が進んでいる所です。
活動が活発なA火口の周辺には植生が分布していません。
東山にもガリーに沿った筋状の植生分布が見られます。
羊蹄山と尻別岳です。ニセコ連峰は羊蹄山の陰になります。
樽前山から羊蹄山までは50kmありますが、この間の地形は、見かけ上平坦に見えます。
まるで隆起準平原の様で、接峰面図を書いたら真っ平らに成りそうです。
地質は、中新世の火山砕屑岩類と更新世の火砕流・溶岩類です。