人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

南大東島とは

2007年06月18日 | 島旅:南大東島

 南大東島とは、那覇の東方360kmにある楕円形の珊瑚礁の島、周囲20.8km・面積30.7k㎡。約4,800万年 前にパプアニューギニア付近で誕生した火山島が、フイリピン海プレートに乗ってドンブラコ・ドンブラコと日本列 島に向かって移動してきた。その間に火山島の沈降に伴い周囲には、裾礁⇒堡礁⇒環礁へと珊瑚礁が発達 し、環礁が再度隆起したのが南大東島である。これは隆起した環礁の内側の崖、小高い丘がグルリと島を取 り巻いている。

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 1900年(明治33年)八丈島からの開拓民が上陸するまでは無人島であった。このため街並みに古い琉球の 面影は見られない。島の集落「在所」の飲屋街と古い建物。

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 島の南端の日の丸展望台から北方を見た島の全景、ただただサトウキビのプランテーションが広がるのみ。

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与那国島を後にして

2007年06月17日 | 島旅:与那国島

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 日本国最西端に沈む夕陽を見るべく、滞在中は毎日クブラバリの有る丘へ通ったがこれが限界だった。水 平線上には常に雲が掛かっており、これ以上沈めばまた雲の中へと入ってしまう。台湾が年に数回しか見えない のも納得できる。黒潮がいかに多くの水蒸気を大気中に供給しているのか、日本の気候風土の原点を見た気 がする。日本列島に多くの恵みをもたらす黒潮は、まず一番にこの与那国島を包み込み北上する。

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 久部良港を出港するフェリーよなくに。この便は、土曜日に石垣島を出て月曜に与那国を出港する。多くの 観光客は二泊の滞在の後、この船で石垣島へ帰るため出港後は島内がガランとする。

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 与那国空港は滑走路が延長されたため、このような中型ジェット機の運航が可能になった。私はこの飛行機 で石垣島へ戻り、その日の内に那覇から南大東島へ移動した。南大東島は今回の旅の予定には入っていな かったが、なぜか無性に行きたくなって急遽キップを手配した。与那国島⇒石垣島⇒那覇⇒南大東島⇒那覇 の飛行機代が何と73,300円である・・・ゲッ!高い~。ANAの旅割で新千歳空港~石垣島までが35,300円だ ったのに。近畿日本ツーリストのカウンターの彼女が「高っかいですね~!」売っている本人が驚くんじゃない のって。てなわけで明日からは南大東島からの写真を掲載します。


与那国島の何でもかんでも最西端

2007年06月16日 | 島旅:与那国島

 与那国島の久部良には、日本最西端の○○が沢山有る。確かにそう言われれば、電信柱でもマンホール の蓋でも日本最西端の○○には違いないが。これは日本最西端の店大朝商店。

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 日本最西端の宿はいどなん、ここに泊まった。

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 日本最西端の郵便局、与那国郵便局 久部良分室、ATMが有る。

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 日本最西端の中学校、久部良中学校。

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 日本最西端の信号機、必要無いが学童教育の一環として設置してある。

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アダンの実

2007年06月15日 | 島旅:与那国島

 琉球列島何処へ行っても生えているのがアダンの木です。アダンの実を見ると、やっぱ南国へ来たんだなぁ ~と実感します。一見するととっても美味しそうに見えるのですが、食べた人によると「タワシを食べている感 じ」がするそうです。こんな物を食べるのはヤシガニぐらいなものです。でも今回はそのヤシガニを食べ損なっ た、とっても美味しいらしいのですが。

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与那国島の最西端

2007年06月14日 | 島旅:与那国島

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 何度も見たからもうよいですと、ハイハイでは次へ。

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 では裏側を見たことありますか。

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 これが本当に本当の日本国領土の最西端です。真っ直ぐ南下すれば、ルソン島東部・ミンダナオ島西部・オ ーストラリア大陸の西部です。シドニーから北上すればウルップ島なんですね。OZ達が時差が無いからと言っ て、北海道のニセコへ集まって来るわけだ。

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 台湾が見えるんじゃないかと双眼鏡を覗いているバカな旅人、私のことです。本当は年に数回しか見えない らしい。与那国空港の待合室に飾ってある写真を見れば、目の前一杯にドッカーンと見えるようだ。100km先 の海上に標高3000m級の山脈が連なっているのだから、確かにそうだろうね。


与那国島の「こんなのって有り?」

2007年06月13日 | 島旅:与那国島

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 祖納集落の北東側、海岸との間に新旧入り交ざった墓地が有り、浦野墓地群と呼ばれています。この墓地 群の中を県道(だと思う?)が通っています。在るところで突然片側一車線が幅10m強無くなっているのです。 何故か車を降りて見てみれば、片側一車線が古い古い墓に掛かっているのです。

 普通は道路を作る場合、図上で路線を決める(ペーロケ)⇒実測線測量(ここで障害物有無の確認)⇒予備 設計⇒実施設計⇒施工、となるのですが。なんでこんなアホな道路に成ったのか、考えられる事は①昔からの 生活道路が有り、アホを承知でここに作らざるを得なかった②古い墓だから取り壊してしまえと思っていたが、 そうは問屋が卸さなかった③墓の移転交渉中・・・を理由に棚上げ、などが考えられますが、本土(ヤマト)の人 間には想像も出来ない理由が在るのかも知れません。


今日はチセヌプリ登山

2007年06月13日 | 今日の雑感雑記

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 今日は日帰りでニセコ山系チセヌプリ登山であるが、登山と言うにはチト大袈裟。なにしろ登山口から頂上ま で標高差300mしかなく、登りに約50分程度しかかからない。でも一応標高は1134.5mである。六月中旬は筍 取りの季節、平日にもかかわらず道路脇に車が沢山駐車していた。オバチャン二人連れの筍取りに「車が多い ですね」と言ったら「何いってんの、土日になったら二重駐車ですよ」とのことでした。

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 頂上から東を見れば、ニトヌプリ(1080m)イワオヌプリ(1116m)ニセコアンヌプリ(1308m)羊蹄山(1898m)

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西を見れば、シャクナゲ岳(1074m)遠くに目国内岳(1202m)が見える。

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 今日は今年一番の暑さ、帰りに湯本温泉の雪秩父に入浴して汗を流す。


与那国島の東崎(アガリザキ)

2007年06月12日 | 島旅:与那国島

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 島の東端に位置し、朝日が上がる所だからアガリザキ。与那国馬と牛の放牧場と成っているため、草地内 はおろか、道路まで牛馬のフンだらけ。先端の灯台までは足下に注意しながら進む。本当は東牧場という牧草地 の中に灯台・展望台や道路が有るのであって、管理が悪いわけではない。

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 東崎から展望した東泊浜(ウブドゥマイ浜)、珊瑚礁の発達したリーフの幅が狭く、すぐに外洋となる。与那国 島はダイバーのメッカではあるが、砂浜でポチャポチャ泳ぐには適さない。

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 ここに放牧されている与那国馬は、車で傍まで近づいても全く無視して草を食べている。ただ放牧している だけなので、毛並みはボロボロになっている。

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 これは飼育されている与那国馬、毛並みがキレイ。では何のために飼育・放牧しているのかと言えば①種 の保存②観光用乗馬③観光放牧④馬糞を肥料とする⑤たまには食用、らしい。