¥1,890円の魚眼レンズを、お蔵入りに成っていたPENTAX Optio s に取り付けてみました。アルミ板 をベコベコッと折ってゴムバンドで留めてあるだけですが。既製品では「魚露目」と言う製品名で¥10,000円若で売っ ているようです。
外で試写してみましたが、ジャンクレンズの限界です。とても実用には耐えません。前玉をスライドさせピント調 整が出来る様にしてあるのですが、Optio s のモニター画面は、1.6型と小さいため、ピント合わせが困難でし た。
「虫の眼レンズ」とは、魚眼レンズの被写界深度の深さを利用し、画像中心部のみをさらに拡大しているもので す。したがって、よほど性能の良い光学レンズ系でなければダメです。このままでは口惜しいので、もう少しトライし てみます。
以前からデジカメに、魚眼レンズを取り付けられないかと考えていました。それも出来ることなら、栗林慧氏の様 な「虫の眼レンズ」を。魚眼レンズも虫の眼レンズも、すでに市売されていますが、最も安いものでも10万円前後し ます。私の持っているデジイチ本体よりも高いので、とても貧乏人には手が出ません。
そこで貧乏人は、金が無ければ頭と手を使うしか有りません。最も安い魚眼レンズは何かと言えば、それは「ド アスコープ(又はドアビュアー)」です。
これがトウキュウハンズで買ってきた、ドアスコープです。¥1,890円也。「本物の光学レンズ使用でワイドな視 界」と書いて有りましたが、ルーペで調べたところ「ガラスの歪み」「不純物」「ゴミ・気泡」などが沢山有り、とても光 学レンズとは言えない代物でした。でも¥1,890円です、贅沢は言えません。
これを古い双眼鏡の接眼レンズと組み合わせ作ったのが、この魚眼レンズです。焦点調整のため、鏡胴をヤス リで削りまくりました。視野は180°、光軸調整もバッチシです。
とりあえずコンデジのレンズの前に、手持ちで試写したのがこの写真です。とても観賞に耐えるものでは有りま せんが、なにせ¥1,890円ですから。
次はコンデジのレンズと光軸を会わせるホルダーの作成です。これは簡単に出来るでしょう。それから、絞りを 入れてみようかと思っています。レンズその物がガラクタなので、どれほど効果有るか解りませんが。次回は明るい 外での、昼光での試写結果を紹介します。
今日の札幌地方は、気温10度で快晴、春のような陽気につられ海を見に行く。でもまだ三月上旬、この後寒波も 来れば雪も降るでしょう。北海道の冬はまだまだ続きます。
久高島最北端のカベール岬で記念撮影するバカ旅人です。ここまでトータルで110km程歩きましたか。
バカ旅人は、なぜか上下左右ともに端っこが好きなのです。山が有れば頂上まで登ってみたくなる。洞窟が有 れば底の方まで潜ってみたくなる。岬が有れば先端の方まで行ってみたくなるのです。絶海の孤島の岬の先端なん てのは、ワクワクする様なロケーションじゃないですか。次回の目標は火山島にしょうかな、絶海の孤島に山有り 岬有り、温泉有りとくれば文句無し。
久高島には民宿が二軒ほど有るのですが、この「久高島宿泊交流館」ここを利用しない手はありません。久高 島には場違いな、と言っては失礼だが素晴らしい施設です。
本日の費用 交通費 1,240円 宿泊費 4,400円 飲食費 730円 その他 500円
小計 6,870円
今回17日間の旅費は 215,200円でした。航空券を除くと 一日当たり 9,390円 になります。
やはりレンタカーとガソリン代 (32,290円)が痛かった。
久高島は別名「神の島」と呼ばれ、シャーマニズム・アミニズムの古代信仰の伝統が色濃く残っている(いた)。 この伝統も、第二次世界大戦と島の過疎化により薄れ、島内に多く残る御嶽(ウタキ)や拝所にその片鱗を見るだけ である。少なくとも、我々部外者にとっては。
琉球列島の信仰は、古神道の祖型とも言える自然崇拝・祖先崇拝であるから、日本本土の神社仏閣に見られ る様な、虚仮威し(こけおどし)の華美な建築物や神像・仏像は一切無い。芸術家 岡本太郎が「何もないことの眩暈 (めまい)」と言って絶賛した所以である。
これは集落の中に有る拝所。小さな森の中の小さな空間。
伊敷浜入り口に有る拝所。石を積み上げただけ。
森の中の拝所。岩陰に切石の香炉が有るだけ。
昔は飲料水を得るための湧水地、現在は禊ぎ(みそぎ)の場、拝所・聖地と成っているヤグルガー。
久高島最高の聖地である「クボーウタキ」入り口、男子禁制であるため今でも入る事は出来ない。
写真家 比嘉康雄 が外間ノロの許しを得て入って撮った写真が残っている。
岡本太郎も外間ノロの息子に案内されて入ったみたいだが、「大御嶽」としか記載されていないので、ここかどう かは解らない。左の看板は白トビしてしまったので、別に撮ったものを合成してあります。